【#キミとONETEAM】「もらった刀を見て、悔しい気持ちを思いだしている」―サントリー・梶村祐介
「ラグビーとは違うことに取り組んで、いろいろなことにチャレンジしよう」
子どもたちには今、ラグビーができない悔しさ、そしてラグビーを好きだという気持ちを持ち続けてほしいと思います。僕は今でもラグビーが大好きです。上手だろうが上手ではなかろうが、それは関係ありません。好きで楽しければラグビーを続けてください。そして、好きだという気持ちを絶対にぶらさずにいてください。
そして、反対のことを言うようですが、家にいる時間ではラグビーではないものにも目を向けてみるといいと思います。ラグビーをしているとラグビーしか目に入らなくなるかもしれません。でも、海外ではオフシーズンに違うスポーツをする子どもたちもいます。スポーツに限らず、読書だったり勉強だったり、ラグビーとは違うことに取り組んで、いろいろなことにチャレンジすると、またラグビーに戻った時に前よりも多くのことができるようになったり、幅が広がったりすると思います。
ラグビーは意外とフィジカルだけではなく、グラウンド内では選手同士のコミュニケーションが大切です。レベルが上がっていった時、うまくコミュニケーションを取れないと壁にぶち当たることもあります。子どもの頃から聞くこと、伝えることを大切にすると、ラグビーだけではなく社会人になった時も生きると思います。いろいろ工夫しながら、うまく時間を使ってみてください。
【#きょうのトライ「きょうやることを紙に書いて、全部やりとげよう」】
まず、一日の始まりに、きょう自分がやることを紙に書き出して、すぐに見える場所に置いておきましょう。そして、自分でうまく計画を立てて、書いたことを全部、やりきってください。頑張ってみましょう!
■梶村 祐介(かじむら・ゆうすけ)
1995年9月13日生まれ、兵庫県出身。4歳からラグビーを始め、強豪・報徳学園高に進学。副将を務めた3年生の時に花園に出場。期待のセンターとして日本代表の練習生にも選ばれた。その後、名門・明治大に進むとU20日本代表やジュニア・ジャパンに選出されたほか、副将として大学選手権準優勝も経験した。2018年にサントリーサンゴリアスに入団。同年11月のロシア戦で日本代表初キャップを獲得した。ポジションはセンター。日本代表キャップ数は1。
(次回は元日本代表でリオ五輪セブンズ代表の豊島将平さんが登場)
(THE ANSWER編集部・佐藤 直子 / Naoko Sato)