【#キミとONETEAM】「もらった刀を見て、悔しい気持ちを思いだしている」―サントリー・梶村祐介
新型コロナウイルスの感染拡大により、昨秋のワールドカップ(W杯)で空前のブームが巻き起こったラグビー界も大きな影響を受けた。1月に開幕したトップリーグがシーズン途中で中止。1試合の観客最多動員を記録する試合も生まれるなど、W杯から続いていた盛り上がりが予期せぬ形で途絶えてしまった。
子どもたちともう一度「ONE TEAM」に―「ラグビー選手から午前9時のメッセージ」第26回
新型コロナウイルスの感染拡大により、昨秋のワールドカップ(W杯)で空前のブームが巻き起こったラグビー界も大きな影響を受けた。1月に開幕したトップリーグがシーズン途中で中止。1試合の観客最多動員を記録する試合も生まれるなど、W杯から続いていた盛り上がりが予期せぬ形で途絶えてしまった。
【注目】現役、OB、指導者ら豪華メンバーが連日登場 ラグビー連載「#キミとONETEAM」全一覧はこちらから
もっとプレーを見せたかった選手、プレーを見たかった子どもたち。距離が遠くなってしまったいま、「THE ANSWER」はラグビー界がもう一度、子どもたちと一つになれることを願って、「#キミとONE TEAM」と題した連載をお届けしている。
元日本代表主将の菊谷崇さんと廣瀬俊朗さんが発起人となり、多くの現役、OB、指導者らが賛同。いま抱えている思いとともに、全国の子どもたちに向けたメッセージを送る。また、記事は連日午前9時に配信。「#きょうのトライ」として、学校が休校となっている子どもたちにきょう1日を使い、やってほしいことを提案する。
第26回は、サントリーサンゴリアスのセンター、梶村祐介さんだ。明治大から2018年にサントリーに入団し、その年の11月には日本代表初キャップを獲得した若手ホープが、メッセージを寄せた。
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W杯の影響もあって、今年のトップリーグは昔から応援して下さっている方に加えて、新しく若年層の方たちが多く会場に足を運んで下さった印象があります。子どもたちから声を掛けられることも多かったですし、お子さんと一緒に来た親御さんから「ラグビーを初めて観戦しにきました」という話を聞くことも多かったので、やはりW杯の影響は大きかったと思います。ラグビー界が盛り上がることは、やっぱり選手にとって何よりもうれしいですね。
僕がラグビーを始めたのは4歳でした。通っていた幼稚園にラグビー部があったので、そこからスタート。生まれが兵庫県なので、ずっと神戸製鋼のファンでした。特に、大畑大介さんのことはずっと好きでしたね。試合は何回も見に行きましたし、ボールボーイもしました。僕自身、トップリーグを見てラグビーを頑張りたいと思ったので、子どもたちが気軽に試合を見られる環境があることが、ラグビーが広く普及していくために大切なことの一つだと思います。子どもにとって選手と触れ合う時間はすごく大事だと思うので、今回トップリーグが中止となり、その時間がなくなってしまったのは残念です。