「自宅フィットネス」人気が急騰するアメリカ、現地在住記者がレポート

　世界中で感染拡大を続ける新型コロナウイルス（COVID-19）。世界保健機関（WHO）によると、5月6日時点で全世界での感染確認者数が合計350万人を超えるなど、収束の見通しが立たない。感染拡大中の米国に在住する「THE ANSWER」編集部の記者が、コロナ禍の現地の実情をレポート。新型コロナ禍に伴うジムの閉鎖で急騰する“おうちフィットネス”人気に迫る。

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　外出禁止令に当たる「Stay at home order」が出されてから、ほぼすべてのフィットネスジムが休業を余儀なくされたアメリカ。普段はジムに通う人が多い中で、現在人気を集めているのが自宅でのフィットネスだ。

　以前ならDVDなどを購入して、それを見ながらトレーニングするのが主流だった自宅フィットネス。現在はオンライン登録で自分に合ったコースを受講するものがほとんどだ。

　そんな中で自宅フィットネス業界で注目を集めているのが「Beachbody LLC」。フィットネスのほかにも、食事プラン、フィットネス用品なども提供する同社は、4月20日から26日までの1週間で、100万人以上が同社のストリーミングサービスにログイン。フィットネスビデオは合計で480万回再生されたと、企業ニュースリリース配信会社「ビジネスワイヤ」を通じて発表した。

　また、4月27日午前7時27分には、同社史上最多となる、登録者の同時視聴者数3万1113人を記録するなど、新型コロナ禍でニーズが急増している。

　私自身も「Beachbody LLC」が提供する「P90X」と「T25」という2つのコースを受講しているが、ジムで行うフィットネスコースに比べて周りの目を気にする必要がないこと、自分のペースで進めやすいことは利用者にとってありがたい。また、器具を使わなくてもできるトレーニングも多く、トレーニングのスケジュールも事前に用意されているため、何をどれくらいやればいいのか分からないフィットネス初心者にとっても、入門しやすい作りになっている。