実際にはどんな「フェイクニュース」が…「日本人は大丈夫だと信じたい」

　実際にどんなフェイクニュースが飛び交っているのだろうか――。

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「たくさんある。新型コロナのワクチンができたとか、この薬を飲めば治る、ある草を生で食べれば治る、こんな病気は存在しない、大統領潰しだ、とか。もはや、止めどないよ」

　信ぴょう性の薄い情報や、新型コロナウイルスに関して独特な発言を繰り返すジャイール・ボルソナーロ大統領についての流言などが後を絶たないというのだ。

「日本の人たちの規律の正しさが懐かしい。ブラジルでは人々はとにかく疑う。『そんなの嘘だ』『メディアが俺らをコントロールしたい』とか。そういう考え方がある。あまりこういう状況に慣れていない。一番、規律を守らなければいけない時なのに。自分の知っている日本人は大丈夫だと信じたい。今は団結の時。疑心暗鬼になる状況には絶対に陥ってほしくない」

　日本でも、高温のお湯を飲むことで新型コロナウイルスの殺菌効果になるというメールが拡散され、波紋を広げた。フェイクニュースの真偽を見極め、踊らされないように――。遠く離れた日本の人たちとのコミュニケーションツールとするためにYouTube公式チャンネル「闘莉王TV」も立ち上げた闘将は、ブラジルの厳しい状況を踏まえ、熱く提言していた。