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なぜ? 新型コロナ禍でスーパーから小麦粉が消えた… 米国の外出禁止生活のリアル

“バーチャル・ハッピーアワー”が人との距離を縮める

 家にいながら参加できるイベントが人気急上昇中の米国。米紙「ニューヨークタイムズ」は、同紙のYouTubeアカウントでカクテルの作り方などを紹介するライブイベントを開催。“バーチャル・ハッピーアワー”と題して、アルコール片手に楽しめるコンテンツを配信した。

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 メディアだけでなく、個人レベルでも“バーチャル・ハッピーアワー”は人気。お酒を飲みながら友人との雑談を楽しむ人が増えている。さらに、私の知人などは“バーチャル・ハッピーアワー”で、近状報告も兼ねて学生時代の友達と旧交を温めることもしている。新型コロナにより、人と距離をとることが推奨されている現状が、一部では皮肉にも人々の距離を縮める機会となっているようだ。

 私のように、幸いにも新型コロナに感染していない者が、家で健康に過ごせるのは、一つには医療従事者の献身的な働きがあるからだ。今、SNS上で医療従事者が出勤する際に、近所の人々が玄関先から拍手を送る動画がいくつも投稿され、反響を呼んでいる。私の自宅付近でも実際に行われ、近所の住民がバルコニーや窓から献身への感謝を示し、周辺は拍手の音で包まれた。

 感染確認者数が急増していること、感染の危険がありながらも働かなくてはいけない人が数多くいること、失業などで生活環境が急に変化したことでストレスに苛まれる人が増加していることは、毎日報道されている。目に見えない敵だからこそ、不安は大きい。しかし、そんな状況下でもできる範囲で楽しみを見つけ、辛抱強くこの難局を乗り越えようとする姿が、ここにはある。

(THE ANSWER編集部・土屋 一平 / Ippei Tsuchiya)

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