アフリカに渡った元Jリーガーの執筆コラムvol.5「中町公祐、所属チームなくなりました」
全く悲観的にならず「むしろ、自分の人生を歩んでいるな」と実感
これが今の自分の現状です。
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ただ、自分としては全く悲観的にはなっておりません。むしろ、自分の人生を歩んでいるなという実感すら湧いています。
もう一つ言いたいこととしては、自分はアフリカという土地、アフリカのサッカー、アフリカの人々の悪い部分を伝えたいということではないということです。
今回、自分はゼスコユナイテッドとはこのような関係に置かれていますが、それも何らかの事情があるでしょうし、いまだチームに参加していなくても給料はきっちり支払われています。
同じ街に住んでいるので街に出ると、多くの人に声を掛けられ、「お前はgood playerだから早く試合に出てくれ」と言われます。元チームメートも自分のプレーを認めてくれているので、心配の電話もしょっちゅう来ます。
結論から言うと、このような状況でもアフリカ、そしてザンビアという国が好きだという気持ちに変わりはありません。そして、アフリカの人々の素晴らしい部分がとても素晴らしい自分にとっての人生経験になっています。
現在は所属チームがない状況ではありますが、もう少しこのアフリカ大陸というのを優先して自分の未来を切り拓いていきたいと思います。いきなり日本のチームへの加入となったら、その時はまた経緯を説明させて頂きます(笑)
最後になりますが、コロナウイルスで世界を巻き込む大変な状況の中、フットボール、そしてスポーツが人々に与えるパワーを私は信じています。またいつもの日常を取り戻せるよう協力し合い、この困難を乗り越え、コロナウイルスに打ち勝ちましょう!
(ZESCOユナイテッドFC・中町 公祐 / Kosuke Nakamachi)