久保建英、逆足弾に見た進化の軌跡 8年前知る恩師も驚嘆「建英の成長を感じました」
スペイン1部マジョルカの日本代表MF久保建英は、現地時間21日に行われたベティス戦(3-3)で1得点1アシストを挙げる活躍を見せた。スペインで利き足とは逆の右足で初めて強烈なゴールを記録した久保について、専属トレーナーとして長年指導してきた木場克己氏は神童の進化を証言している。
木場トレーナーが絶賛「素晴らしいプレーでした」
海外サッカーのスペイン1部マジョルカの日本代表MF久保建英は、現地時間21日に行われたベティス戦(3-3)で1得点1アシストを挙げる活躍を見せた。スペインで利き足とは逆の右足で初めて強烈なゴールを記録した久保について、専属トレーナーとして長年指導してきた木場克己氏は神童の進化を証言している。
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「素晴らしいプレーでした。特にあのゴール、そして、その仕掛けの場面では建英の成長を感じました」
トレーニングメソッド「KOBA式体幹バランストレーニング」を開発者として知られる木場氏はこう語った。小学5年生から“神童”の肉体強化に二人三脚で取り組んできたプロトレーナーには、後半25分のプレーに進化が凝縮されていたと見ている。
6試合ぶりの先発となったベティス戦。前線でボールを受けると、相手DFを細かいフェイントで翻弄。利き足とは逆の右足で強烈なシュートを突き刺した。
「シュートに持ち込む前の体の使い方です。フェイントの場面で左足に体重を移行した際に、上半身も左にシフトして、相手を翻弄しました。下半身はしっかり安定していましたが、上半身を自由に操る動きができています。体幹をギュッと固めるだけでなく、瞬間的に力を抜く、そして、また次の瞬間に力を入れるという、体幹の使い方の緩急ができています」
ボールを右に動かしながら、シザーズフェイントというプレーで、相手のマーカー2人を翻弄することに成功した久保。特製ゴムチューブやファンクショナルポールを活用した体幹強化が次のステージに進化した瞬間だったという。