荻原次晴氏がアスリートのSNS利用に注意喚起「細かいところまで見られてる」
SNSが普及、発達した近年、人々が何気なく投稿した発言や写真がもとで“炎上”を招くケースが頻発するようになった。
何でも発信できる時代だからこそ「気を付けて運用を」
SNSが普及、発達した近年、人々が何気なく投稿した発言や写真がもとで“炎上”を招くケースが頻発するようになった。1998年長野五輪ノルディック複合日本代表で、現在はスポーツキャスターを務める荻原次晴さんは、若手アスリートにもこの問題は密接にかかわるものだと提起。「自分のことを損させないように気を付けて運用してほしい」と警鐘を鳴らした。
「若手選手に気をつけてほしいのは、スマホ片手に持つと、なんでも発信できる時代だということですね。例えばですがツイッター、フェイスブック、インスタグラムなど、発信したくなることがあると思います。
しかし、トップアスリートは“自分は社会の公のもの”であるという意識を持たなければいけません。ただその意識を持たず、プライベートの気持ちのままで自分のことを簡単に発信しすぎることがあるのかな、と思います」
荻原さん自身も趣味である登山をメーンに扱ったオフィシャルブログ『次晴「登山部」日本100名山登頂チャレンジ』を開設し、インターネット上で自身の情報を発信することがある。だからこそインターネット上での情報の取り扱いには「SNSとの付き合いを注意して、自分のことを損させないようにしてほしい」と訴える。
「スポーツはいろんな方が応援してくれる一方で、“足元をすくってやろう”という悪意を持って見ている人も存在します。メディアによっては本人が書いたブログやツイッターの文面から情報を仕入れていて、うっかりしていると本人が意図していなかった発言や画像がニュースとして扱われる場合があります」