NBAは「華やかな部分だけじゃない」 自身の暗部をさらけ出しても知ってほしい“心の問題”

自身の暗部をさらけ出すワケ「まだ十分に話題になっていない」
葛藤を抱え、足が止まることもあった。「今ここにいるために、多くの闘いを乗り越えてきた。成功の裏には、たくさんの暗い日々があるもの。自分を奮い立たせなければいけなかった。そういう時はたいてい精神的に健全とはいえない。ポジティブなところに辿り着くために、健全なルートを選べなかったこともあった」。自分の経験を伝え、あまり話題にならない陰の部分に光を当てようとする。
自身の暗部をさらけ出すのは簡単なことではない。「かなりのエネルギーが必要だったし、時間もかかったよ」。財団と自分のメンタルヘルスについてドキュメンタリーシリーズを作成したが、まだ一部しか公開しておらず、告知もあまりしていない。「ワクワクすること」ではないからだ。それでも、これからもっと詳しく自分の内面について話していくつもりだという。
「まだまだ十分に話題になっていないと思うんだ。心の中で何が起きているかについて、多くの人が気軽に話すための土壌がまだできていない。依存症であれ、鬱であれ、不安障害であれ、それが何だって、決して間違いじゃないんだ。各自が闘っていることについて、安心して打ち明けられるためには、まだまだ会話が足りないと思っている。だから知ってほしいんだ」
イベント後、参加者や友人らから「この話題を出してくれてありがとう。今まで安心して話せなかったから」といった感謝のメッセージももらった。これからも啓発活動は継続していく予定だ。ドキュメンタリーの撮影クルーからは「日本で何かやろう」という話も上がっているという。「現地のメンタルコーチと話して、日本のメンタルヘルスの状況について知ることができれば」と見据えていた。
(THE ANSWER編集部・鉾久 真大 / Masahiro Muku)
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