大谷翔平の夢を支えた「手書きの力」 高校野球監督になった元日ハム指導者、スマホ時代に求める資質

スマホ時代に「絶対書いたほうがいい」という理由
そして、このツールの活用にあたって大事にしているものがある。必ず自筆で、手を使い書き込むことだ。高校生にもスマートフォンが当たり前の時代に逆行しているようだが、明確な狙いがある。
「書くためには調べるし、文字を書くことで人間らしさが出る。絶対に書いたほうが良いんです。選手たちは、もちろん自筆で日誌を書きますし、私も書いた内容に対してコメントを入れる。スマホの画面だけで済ませると、やっぱり人間味がなくなるんです」
日本ハムでも、目標達成シートや日誌のやり取りは全て自筆だった。選手の心の揺れに気づけば、成長の促し方も変わる。
本村監督は2月に55歳になる。引き受けたからには、次世代の指導者育成も頭にある。今後、どのような選手に集まってほしいかと聞くと「勉強と野球、両方しっかりとやれる選手。そして、夢が現実になると信じてくれる選手」という答えが返ってきた。
「今の若者はどこか現実的で、自分でゴールの線を引いてしまうという面があります。そうではなく、楽しいなら楽しいと言ってほしい、夢があるならその思いを語れること。それが成長へのスタートだから」
大谷をはじめ、とんでもない夢を現実にする人間を見つめてきた本村監督。夢を語る高校生たちに、叶える術を教えていく。
(THE ANSWER編集部・羽鳥 慶太 / Keita Hatori)
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