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SNS時代にコーチは何を教えるべきか 日ハムから転身の高校野球監督が説く…伝えるのは“現実”

四谷学院高では選手に「マルバツ」をつける力を求めていく【写真:羽鳥慶太】
四谷学院高では選手に「マルバツ」をつける力を求めていく【写真:羽鳥慶太】

SNSでの情報収集も当たり前に…重要になる「マルバツをつける力」

「試合は速いボールを投げる、打球を遠くへ飛ばすというだけじゃない。SNSでは試合の運び方や作戦といった、数字に表れないものは教えてもらえません。コーチは現実を教えてあげるという分業が、進むかもしれません」

 現代の選手は、いかに情報をつかめるかで成長に差がつくこともある。自分で立てた目標に向かって進んでいく“自立型”の選手を志向するならなおさらだ。ここで見極めないといけないのは、取った情報が自分に合うのか、合わないのか。これについて本村監督は、最初から頭ごなしに止めるのではなく、やらせてみればいいという。

「そんなの信じることはない、とただ止めるのではなく、一度試して何か合わないよなと感じさせる。そこでじゃあどう改善すればというのが、コーチなりトレーナーなりの出番です。選手にはマルバツをしっかりつけさせれば良いんです」

 本村監督がかつて、光明相模原高(神奈川)を指導した当時に出会い、日本ハムに導入した目標達成ツール「原田メソッド」には、この練習も含まれているのだという。目標と達成までのルートを考え、1日を振り返って日誌をつける。その際、やるべきことに対し「できた、できなかった」を判定してマルバツをつけていくのだ。

「いろんなことに対して、やりっぱなしにしないということ。情報も取りっぱなしではダメ。合わなければバツをつけて、また違った方法を考えないと」

 四谷学院高では、伴走する指導者にも万全の体制を敷く。阪神の村上頌樹投手や、ヤクルトの青柳晃洋投手を指導した内田幸一トレーナーが学校に常駐。球速の上昇などで、より高いフィジカル能力が求められるようになった高校球界に対応していく。選手と指導者の新たな関係が、野球そのものまで進化させる。

(THE ANSWER編集部・羽鳥 慶太 / Keita Hatori)

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