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伸びない選手に共通の“特徴”…18歳の大谷翔平は「人と違いました」 教育担当が見た分かれ目

高卒でプロ入りを果たした近藤健介(写真は2012年撮影)【写真:産経新聞社】
高卒でプロ入りを果たした近藤健介(写真は2012年撮影)【写真:産経新聞社】

目標設定をきちんとできない選手は「一発屋が多かった」

 2013年にドラフト1位で日本ハム入りした大谷は、開幕戦に右翼手としてスタメン出場するなど、1年目からほぼ1軍に帯同していた。そのため本村監督が目標シートの提出を求めたのは1年目だけだった。任せられるだけの素養をすでに備えていたため「基本的に、あまり人に見せませんでしたね。2年目からは『紙ください』って自分から言いに来るだけだった」。言われなくても、新たな目標を見つけて進化していく。さらに記入したシートの縮小コピーをとっていた。

「そういうところもやっぱり人と違いました。だいたいみんな部屋に貼って終わりなんだけど、彼はちゃんと手帳にも貼っていた。あとはタイムマネジメントが上手で、無駄がないんです」

 目標をかなえるための道筋も、まっすぐだった。「何をやるかっていう計画を立てているから、そこが全くブレなかった」。先輩からの誘いがポンと入っても、自分がやるべきことを優先する姿を何度も見た。「ちょっと行ってきます、ってなりがちなところだけど、一切それがなかった。だから世界一にもなれたんだろうと……」。

 大谷であまりにも有名になったこの目標設定法だが、本村監督がいた時代に入団してきた日本ハムの選手は全員が取り組んでいた。いつしか、選手の活躍と取り組み方の濃淡が目につくようになる。「近藤(健介=ソフトバンク)とか、有原(航平=日本ハム)とかもすごかった。ちゃんとできる選手は野球でも成績を残せるし、できない選手は活躍できない傾向があるというのは感じましたね。あと……」と続けるのは、成功できる、できないを分けた違いだ。

「できない選手は一発屋が多かった。早く花が咲いても続かない。そういう選手たちを見ていると、自ら取り組むことがすごく大事なんだというのに改めて気付きました。1軍で長く活躍する選手は、やらされてる感もないんです」

 さらに、やらされ感が出ている選手の目標設定を見ると、共通点があった。「同じことを書く」のだという。「5年目も1年目と同じ内容を書いたりする選手もいる。ということは、成長できていないということなんです」。選手の取り組みが浮き彫りになるこのメソッドが、今春からは四谷学院高の選手たちにも導入される。伸び盛りの選手はどのような成長を遂げるだろうか。

(THE ANSWER編集部・羽鳥 慶太 / Keita Hatori)

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