高島咲季が女子400m連覇 日本選手権はラスト5mでV逸、「いつも通り」で悪夢に別れ
全国高校総体(インターハイ)は4日、沖縄・タピック県総ひやごんスタジアムで陸上が開幕し、女子400メートル決勝は日本選手権2位に入った高島咲季(3年=相洋)が53秒44秒で連覇を達成した。
追われる立場も関係なし、「狙う」より「負けられない」気持ちでV2
全国高校総体(インターハイ)は4日、沖縄・タピック県総ひやごんスタジアムで陸上が開幕し、女子400メートル決勝は日本選手権2位に入った高島咲季(3年=相洋)が53秒44秒で連覇を達成した。
高校生相手に負けるわけにいかない。高島が思いを体現する走りで圧勝だ。持ち前の後半に強さを発揮し、最後の直線は一人旅。2位に0秒97の差をつけた。大会記録には0秒14届かなかったが、堂々の連覇達成。「前半の時点で後半もいける感覚があった。普段通りに走れたのが良かった」と貫禄たっぷりに振り返った。
追われる立場となっても関係なかった。「緊張はなかったけど、プレッシャーはどこかで感じていたのかな」と本人は言うものの、走りも結果も堂々たるもの。「今年は優勝を狙うというより、負けられないという気持ち。とにかく一番でゴールしたかった」と胸をなでおろした。
あの悔しさを忘れない。6月の日本選手権。並みいる年上たちを従えて直線に入り、優勝を予感させたゴール5メートルで失速。2位になった。「前半からいって最後は足が左右ばらばらになってしまった」。懸命に背中を反って立て直そうとしたが、まさかの大逆転を許してしまった。