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東京五輪金メダル候補の兄に感謝 堤麗斗、「4冠」へ決勝進出「結果はついてくる」

全国高校総体(インターハイ)のボクシングは2日、宮崎市総合体育館で準決勝が行われ、ライト級では“令和の怪物”堤麗斗(2年=千葉・習志野)がフルマークの5-0判定で快勝。4つ目のタイトルへ、決勝に進出した。

決勝に進出した堤麗斗【写真:角野敬介】
決勝に進出した堤麗斗【写真:角野敬介】

インターハイボクシング、“令和の怪物”堤がダウン奪いフルマークで4冠王手

 全国高校総体(インターハイ)のボクシングは2日、宮崎市総合体育館で準決勝が行われ、ライト級では“令和の怪物”堤麗斗(2年=千葉・習志野)がフルマークの5-0判定で快勝。4つ目のタイトルへ、決勝に進出した。

 ついに堤の左が火を噴いた。第1ラウンド終了間際。サウスポーからの狙いすました左ストレートがクリーンヒット。相手はたまらずバランスを崩すと、レフェリーがスタンディングダウンを取った。

 RSC勝ちとはならなかったが、危なげなくポイントでは大差をつけて決勝進出。「明日は自分の力をしっかりと出せば結果はついてくると思う」とクールに決勝へ向けた意気込みを口にした。

 165センチとライト級では小柄な堤。この日の相手、祝聖哉(3年=福岡・豊国学園)は180センチで、実に15センチもの身長差があった。リーチ差もかなりのものだが、堤にとっては慣れたものだ。優勝した6月のハンガリーでの国際大会では、180センチ超えの海外選手とも拳を交えた。長身選手に対しては、「伸びあがらないように、下から攻めることが大事」と経験を生かしている。

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