八代東、18年ぶり地元開催の期待に応えられず3回戦敗退 主将・野田「申し訳ない」
全国高校総体(インターハイ)のバドミントンは1日、熊本・八代市東陽スポーツセンターなどで開幕し、男子団体戦に臨んだ昨年準優勝の八代東(熊本)は、3回戦で新田(愛媛)に1-3で敗れた。21年ぶり3度目の優勝を地元で飾ることはできなかった。
八代東は8強入りを逃し、21年ぶり3度目の優勝ならず
全国高校総体(インターハイ)のバドミントンは1日、熊本・八代市東陽スポーツセンターなどで開幕し、男子団体戦に臨んだ昨年準優勝の八代東(熊本)は、3回戦で新田(愛媛)に1-3で敗れた。21年ぶり3度目の優勝を地元で飾ることはできなかった。
前沢(岩手)との初戦(2回戦)は、主将の野田統馬(3年)がダブルスとシングルスで2勝を挙げる活躍。3-1で危なげなく白星発進を決めた。勢いそのままに地元Vへと突き進むはずだったが、2試合目で思いがけない結果が待っていた。
並行して隣のコートで行われた第4試合と第5試合。1-2と後がない状況で迎えた八代東だったが、第4試合の浦隆斗(3年)が18-21、15-21で敗れた。17-11で第1ゲームをリードしていた野田の試合は打ち切りに。仲間の勝利を信じて戦った主将は「一人ひとりの総合力が低かった」と唇をかんだ。
2001年以来の地元開催。18年前は準優勝だっただけにリベンジを期待する県民の期待も高かった。町の人は八代東のバドミントン部を見れば「地元だから頑張ってね」「近いから見に行くよ」と声をかけてくれた。OBたちの差し入れも増えて選手たちを後押し。この日もスタンドから大きな声援が降り注いだ。
野田は「今大会は自分たちのために動いてくれた人が多かった。応援してくれた人のために頑張りたかったけど、こういう結果になって申し訳ない」と涙をこらえ「メンバー内も、メンバー外も全員が一つにならないと勝てない。もっと練習して一つになってほしい」と後輩たちにエールを送るとともに気を引き締めた。3日からの個人戦が待つ。地元の人たちに今度こそ多くの勝利を届ける。
◇インターハイのバドミントンは8月1日から8月5日まで熱戦が繰り広げられる。今大会は全国高体連公式インターハイ応援サイト「インハイTV」を展開。インターハイ全30競技の熱戦を無料で配信中。また、映像は試合終了後でもさかのぼって視聴でき、熱戦を振り返ることができる。
(THE ANSWER編集部・浜田 洋平 / Yohei Hamada)