インハイ制覇で「慶祥旋風を巻き起こす」 畠山このみ400mV、目標は「全国2冠」400m障害で挑戦
陸上の全国高校総体(インターハイ)第1日は28日、東平尾公園博多の森陸上競技場で女子400メートルの予選、準決勝、決勝が行われ、決勝は3年生の畠山このみ(北海道・立命館慶祥)が自己ベストの54秒89で優勝。悲願の日本一に輝いた。
陸上のインターハイ女子400メートル
陸上の全国高校総体(インターハイ)第1日は28日、東平尾公園博多の森陸上競技場で女子400メートルの予選、準決勝、決勝が行われ、決勝は3年生の畠山このみ(北海道・立命館慶祥)が自己ベストの54秒89で優勝。悲願の日本一に輝いた。
北海道からやってきた3年生が、福岡で躍動した。スタートから積極的にトップを取った畠山。最後の直線では5レーンの齋藤朱里(兵庫・北摂三田)と競り合いながらゴールを駆け抜けた。メダル獲得を目標にしていた400メートル。掲示板の一番上に自身の名前が刻まれると喜びが爆発した。
「9レーンで不安だったけど、周りの選手が見えなかった分、逆に自分の走りができた。最後は死に物狂いで走った」
全道高校大会では400メートルと400メートル障害の2冠を達成して挑んだインターハイ。準決勝は4位で通過し、決勝進出を決めた。
「温存して走れて決勝進出を決められた。決勝は強い人が多いので、食らいついて絶対にメダルを獲得する。自分の走りをチームのみんなに見せて、(立命館)慶祥旋風を巻き起こしたい」と話していたが、言葉通りの走りで母校の旗をはためかせた。
大会前の自己ベストを0.58秒更新しての優勝。畠山本人は日浦徹也監督の指導があったからこそ「54秒台は出せる」と信じていたという。「優勝できたのは、監督やトレーナー、一緒に練習をしてくれた部員のお陰。大会中もうちわであおいでくれた」と周囲のサポートに感謝を忘れなかった。
今大会は400メートル障害にもエントリー。2冠の快挙を目指す戦いがすぐに始まる。
「400メートルでも戦えることは自信になった」と手応えを掴んだ畠山は「でも、大本命は400メートル障害。去年のインターハイは400メートル障害で準決勝で負けてしまった。400メートルで優勝してついた自信を400メートル障害でも生かせる」と話し、力強く言い切った。
「全国でも2冠を達成したい」
(THE ANSWER編集部)