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【競泳】豊川・今井月が過ごす収穫の夏 「家族」のような仲間と奮闘「代表にはない経験」

全国高校総体(インターハイ)の競泳(日本ガイシアリーナ)第3日は19日、女子100メートル平泳ぎ決勝で今井月(3年=豊川)が1分07秒41の大会新記録でこの種目3連覇を飾った。今大会は200メートル個人メドレー、400メートルフリーリレーと合わせ、3冠となった。

今井月(中央)は1分07秒41の大会新記録で女子100メートル平泳ぎ3連覇を飾った【写真:荒川祐史】
今井月(中央)は1分07秒41の大会新記録で女子100メートル平泳ぎ3連覇を飾った【写真:荒川祐史】

インターハイ第3日、100m平泳ぎ大会新記録でV3達成「収穫あるレースだった」

 全国高校総体(インターハイ)の競泳(日本ガイシアリーナ)第3日は19日、女子100メートル平泳ぎ決勝で今井月(3年=豊川)が1分07秒41の大会新記録でこの種目3連覇を飾った。今大会は200メートル個人メドレー、400メートルフリーリレーと合わせ、3冠となった。

 今井が収穫の夏を送っている。スタートから勢い良く飛び出し、32秒02の好タイムで折り返すと、後半もきっちりとまとめ、大会記録を0秒3更新する1分07秒41で優勝。この種目3連覇を飾った。「3連覇できたことは良かった。6秒台を狙っていたけど、安定したタイムが出せるようになった。収穫のあるレースだった」と一定の手応えを掴んだ様子だ。

「平泳ぎも成長しているかなと思う。前半(の32秒02)はベストラップだと思うし、キックもかかるようになってきた。手足のバランスを合わせるのが難しかったけど、練習中からだんだんとできるようになってきた」と課題の一つだった平泳ぎに成長を実感し、表情も明るかった。

インターハイでの今井は積極的なレースが際立つ【写真:荒川祐史】
インターハイでの今井は積極的なレースが際立つ【写真:荒川祐史】

 今大会は積極的なレースが際立つ。初日(17日)の200メートル個人メドレーも前半から果敢に飛ばし、大会新記録で優勝した。今年は代表を逃し、高校生相手の戦いとなってことで思い切ったレースができている。積極性について「今後につながるレースができている。1日4種目はキツイけど、メンタル的に成長しているし、代表ではできない経験もできている」と前向きだ。

 この夏はチームの大切さを実感している。直後の800メートルフリーリレーでは目標通りの銅メダル獲得に貢献。1、2年当時は代表に加わり、夏に向けて一緒に練習できなかったが、最後の夏は初めて一緒に日々汗を流しながら、高め合ってきた。「家族のように思っている仲間と泳げる最後のインターハイ。総合優勝を目指しているので、貢献したい」と完全燃焼を誓った。

 ◇インターハイの競泳は17日から4日間にわたって熱戦が繰り広げられる。今大会は全国高体連公式インターハイ応援サイト「インハイTV」を展開。インターハイ全30競技の熱戦を無料で配信中。また、映像は試合終了後でもさかのぼって視聴でき、熱戦を振り返ることができる。

(THE ANSWER編集部)

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