【サッカー】大津が“脇役”の活躍で公立校唯一の8強進出、指揮官評価「あいつは切り込み隊長」
将来性豊かな選手を多く抱える大津高校(熊本)の男子サッカー部が、全国高校総体(インターハイ)で8強に進出した。攻守のキーマンは、ともにU-18日本代表を経験しているMF水野雄太(3年)とDF吉村仁志(3年)。だが、強いチームには必ず、良い脇役がいるものだ。9日に行われた國學院久我山高校(東京第2)との3回戦、1-0から追加点を奪って勝利を引き寄せたのは、守備面の貢献度が目立つMF大竹悠聖(3年)だった。
インターハイ男子サッカー3回戦、大津が公立校で唯一の8強入り
将来性豊かな選手を多く抱える大津高校(熊本)の男子サッカー部が、全国高校総体(インターハイ)で8強に進出した。攻守のキーマンは、ともにU-18日本代表を経験しているMF水野雄太(3年)とDF吉村仁志(3年)。だが、強いチームには必ず、良い脇役がいるものだ。9日に行われた國學院久我山高校(東京第2)との3回戦、1-0から追加点を奪って勝利を引き寄せたのは、守備面の貢献度が目立つMF大竹悠聖(3年)だった。
まず、FWで先発。前線から相手を追い回してプレッシャーを与えた。後半からは右MFにポジションを移し、得意の運動量で攻撃を活性化。そして、後半12分、左コーナーキックを味方が競り合ったこぼれ球をヘディングでゴールへ押し込み、追加点を奪った。「1-0の状態で(押し返されて)きつい時間帯があったので、ここで取らないと、どんどんきつくなると思って、気持ちで押し込んだ」という1点は、チームを精神的プレッシャーから解放した。
大津高校に入学してから守備力を強化した大竹は、チームに欠かせない選手になった。エースの水野は「大竹は、守備を頑張ってくれて、攻撃にも走ってくれる。すごく、助かる。力強くて、味方が前に適当に蹴ったボールでも追いかけてくれる。こっちを使ってほしいときに自分で勝負してしまうときもありますけど、それは多分、僕も同じなので、お互い様。自分でゴールを取りたいとか、味方に負けたくない気持ちもあると思う」と冗談を交えながら、頼れるチームメイトの貢献度の高さを証言した。