【バスケ】激戦区・東海から名乗り 四日市商が第2シード破り8強「まだまだ上を目指す」
高校バスケ界の女王・桜花学園(愛知)。その桜花学園を東海大会で破った、昨年のウインターカップ準優勝の安城学園(愛知)。前回大会覇者の岐阜女子(岐阜)。全国高校総合体育大会(インターハイ)の開催地である東海地方は、今大会の優勝候補筆頭に挙げられる強豪校がひしめく高校バスケの激戦区だ。
第2シードの大阪薫英女学院を破り8強進出
高校バスケ界の女王・桜花学園(愛知)。その桜花学園を東海大会で破った、昨年のウインターカップ準優勝の安城学園(愛知)。前回大会覇者の岐阜女子(岐阜)。全国高校総合体育大会(インターハイ)の開催地である東海地方は、今大会の優勝候補筆頭に挙げられる強豪校がひしめく高校バスケの激戦区だ。
これまで愛知と岐阜に影に隠れていた印象のある三重県だが、県立四日市商業は今年の東海新人戦ベスト4、インターハイ東海大会では2回戦で安城学園と接戦を演じ、実力は十分。東海の厳しい環境で自然と鍛えられてきた「走る、守る、粘る」バスケで、今大会旋風を巻き起こしている。
1回戦で鶴鳴長崎女子(長崎)と対戦し82-74で勝利すると、続く2回戦では川越市立川越(埼玉)に82-52で大勝。4日行なわれた3回戦では、近畿大会を制した第2シードの大阪薫英女学院(大阪)を迎え撃った。
四日市商業は、キャプテン・井谷彩良(3年)のポストプレーなどで得点し、第1Pの4分半で13-7とリードする。しかし大阪薫英がタイムアウトで取り立て直しを図ると、その後は激しいディフェンスゲームとなり、2ゴール差以内の拮抗した展開が続く。
明暗を分けたのは、U-17ワールドカップメンバーの大阪薫英の森岡奈菜未(2年)と、四日市商業のエース堀江ゆうみ(3年)による、背番号11同士のインサイドでの主導権争いだった。