猛暑の1日3レースで女子400m夏の高校日本一 西京・児島柚月「たくさん氷を当てて…」
陸上の全国高校総体(インターハイ)第1日は3日、徳島の大塚スポーツパーク・ポカリスエットスタジアムで行われ、女子400メートル決勝では西京(京都)の児島柚月(3年)が54秒04で優勝した。園田(兵庫)の中尾柚希(3年)が55秒20で2位、大宮東(埼玉)の山内そよ(3年)が55秒26で3位だった。
インターハイ陸上女子400m決勝
陸上の全国高校総体(インターハイ)第1日は3日、徳島の大塚スポーツパーク・ポカリスエットスタジアムで行われ、女子400メートル決勝では西京(京都)の児島柚月(3年)が54秒04で優勝した。園田(兵庫)の中尾柚希(3年)が55秒20で2位、大宮東(埼玉)の山内そよ(3年)が55秒26で3位だった。
「プレッシャーに負けたら、自分に負ける」
児島は自分にそう言い聞かせ、スタートラインに立った。「どうせ走るなら、がちがちに緊張するより楽しんで走った方がいい」。その言葉通り、リラックスした大きなストライドで2位以下に1秒以上の差をつけ、54秒04で優勝。今大会最初の決勝種目で夏の日本一の称号を掴んだ。
「タイムに満足はいかないけど、その分、結果に満足せず、次につながる意味のあるレースになった」と振り返った。
西京の陸上部員として400メートルにはこだわりがあった。「西京の400メートルは伝統ある種目。過去に(インターハイで)優勝したり、入賞したりした先輩が応援に来てくれて、一緒に練習してくれる」。そんな先輩たちに報いる優勝を届けられたことが嬉しかった。
30度を超える猛暑で予選、準決勝を含め、1日3レースをこなした。「たくさん氷を体に当てたり、アイシングしたり、自分一人でできないことも周りがサポートしてくれた。極力、暑いところにはいないようにして、汗をかかないようにした」と工夫も忘れず、結果につなげた。
近畿大会で個人スプリント3冠だった児島は100、200メートルも出場予定。「自分の納得いくレースを作れれば、記録も成績もついてくる」と意気込んだ。
(THE ANSWER編集部)