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元日本代表主将が「田村優を彷彿」と絶賛した逸材も 師走の花園で輝いた“金の卵”たち

高校卒業後はパナソニック入りする御所実業PR島田【写真:出村 謙知】
高校卒業後はパナソニック入りする御所実業PR島田【写真:出村 謙知】

東海大仰星の松井、常翔学園の為房、東福岡の高木らタレントたちが躍動

 静岡聖光学院を56-5で退けた流経大柏(千葉)では、身長2メートル、体重115キロの巨漢LOディアンズ・ワーナーがキックチャージや50メートル独走トライなど、パワーだけではなくフットワークの良さも披露した。

 尾道(広島)にスクラムでプレッシャーをかけられる場面もあった京都成章だが(32-14で勝利)、NO8延原秀飛のジャッカルからFL村田陣悟が大外を力強く走り切った前半16分のトライや、後半26分の191センチ、104キロの大型LO本橋拓馬の独走トライなど、“史上最強”と評されるFW陣が時折力強さを見せた。

 昨季、全国大会出場を逃した東海大仰星(大阪第3)は、一昨季、全国優勝を果たした時からレギュラーのSH松井翔主将の判断力の良さが目立っていた印象で、71-7で関商工(岐阜)に圧勝。

 春の選抜大会は出場できなかった常翔学園(大阪第2)も大分東明に83-5で圧勝。180センチ、114キロの大型PR為房慶次朗は「セットに長けているインパクトプレーヤー」(菊谷氏)ぶりをしっかり印象づけた。

 松山聖陵(愛媛)に対して100点ゲームで勝利を収めた東福岡では、182センチの大型WTB高本とむが4トライ。チャンスを広げるパス出しも目立ったCTB廣瀬雄也は自らも3トライを奪う活躍を見せた。

 報徳学園との接戦を制した國學院栃木(14-12)が奪った2トライはいずれも高校日本代表候補のPR藤倉大介、SO伊藤耕太郎が記録したものだった。

 勝てばベスト8入りとなる3回戦8試合は新年1月1日に行われる。

(出村 謙知 / Kenji Demura)

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