埼玉栄がインハイ総合女王! 「このメンバーでしか出せない」大会新で有終のV
第3、4泳の2人にあった特別な思い「去年、悔しかったのでリベンジを…」
特に、第3、4泳の2人には特別な思いがあった。
昨年はこの種目で表彰台にも届かず。佐藤千夏(3年)は「私が足を引っ張ってしまった」と振り返り、アンカーの永島遥(2年)は「去年、悔しかったのでリベンジできて良かった」と雪辱を晴らし、喜びも倍増した。
これで総合成績でも213.5点の春日部共栄(埼玉)、199点の豊川を下し、216点で優勝。今大会は佐藤が自由形で400メートルと800メートルを大会新で2冠を達成するなど、原動力となった。
「周りのいろんな人に支えられてやってこられた」と佐藤は大会中、しきりに語っていた。それはチームにとっても同じ。多くの「支え」に導かれ、埼玉栄が夏の女王に輝いた。
◇インハイ競泳、日大豊山&埼玉栄が総合V 17日に開幕した競泳は20日に閉幕。男女計32レースで行われ、男子は日大豊山、女子は埼玉栄が総合優勝を飾った。なお、今大会は全国高体連公式インターハイ応援サイト「インハイTV」を展開した。全30競技の全試合をライブ配信し、インターネット上で観戦、応援が可能。また、映像はYoutube公式チャンネルで大会終了後でもさかのぼって視聴でき、熱戦を振り返ることができる。
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ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer