点取ったら“飛行機” 東九州龍谷のハイテンション監督が“熱~い”日本一に歓喜
ハイテンション指揮官が日本一に返り咲いた。全国高校総体(インターハイ)は1日、女子バレーボール決勝で東九州龍谷(大分)が誠英(山口)を3-1で破り、4年ぶりの優勝を飾った。日本一が決まると、選手たちはコート上で抱き合って涙。ひときわ感情を爆発させたのは、相原昇監督(49)だった。
円陣自ら絶叫、得点でスキップ…ネット上で話題の“熱すぎる指揮官”相原昇監督
ハイテンション指揮官が日本一に返り咲いた。全国高校総体(インターハイ)は1日、女子バレーボール決勝で東九州龍谷(大分)が誠英(山口)を3-1で破り、4年ぶりの優勝を飾った。日本一が決まると、選手たちはコート上で抱き合って涙。ひときわ感情を爆発させたのは、相原昇監督(49)だった。
「諦めずに戦ってきたことが結果になってうれしい。苦しいところを笑いながら、はねのけてくれました」。恰幅のいい相原監督は、場内インタビューで声を張り上げると、選手たちにも笑みが広がった。
まるで“7人目の選手”のようだった。この日行われた準決勝、福井工大福井(福井)戦。1-1で迎えた第3セットは終始リードされる展開ながら、21-23の敗戦寸前から大逆転勝ち。すると、勝利の瞬間、歓喜の輪ができたコート上に乱入し、誰よりも飛び跳ね、雄たけびを上げていた。
迎えた決勝。試合前の円陣では、指揮官自ら真ん中に入り「いくぞー!」と声を張り上げ、選手を鼓舞した。試合は常にコート際で立って戦況を見守り、ポイントを奪うたび、選手のようにコート脇を5~6メートル走りながら、スキップでガッツポーズを繰り出したり、飛行機のように両手を広げて喜んだり、時にはコート隅にいる控え選手の輪に加わってハイタッチしたりした。
熱すぎる指揮官の思いは選手と一つになっていた。東九州龍谷は第1セットを25-21で幸先良く先取したが、第2セットを21-25で落とした。しかし、第3セットを25-19で奪取。第4セットも終盤まで22-22ともつれる展開となったが、最後は25-23で振り切った。