報道陣も笑顔にする陽気な留学生「周りが元気になったらアズカの勝ち」 日本から目指すNBAの道【ウインターカップ】
バスケットボールの第78回全国高校選手権「SoftBank ウインターカップ2025」男子は29日、福岡大大濠(福岡)の連覇で幕を閉じた。昨年、鳥取県勢初の準優勝を果たした鳥取城北は、準決勝でまたも福岡大大濠に敗れて2年連続のベスト4。ナイジェリアから来た大黒柱のハロルド・アズカ(3年・C)が日本での約2年間を振り返った。

SoftBank ウインターカップ2025
バスケットボールの第78回全国高校選手権「SoftBank ウインターカップ2025」男子は29日、福岡大大濠(福岡)の連覇で幕を閉じた。昨年、鳥取県勢初の準優勝を果たした鳥取城北は、準決勝でまたも福岡大大濠に敗れて2年連続のベスト4。ナイジェリアから来た大黒柱のハロルド・アズカ(3年・C)が日本での約2年間を振り返った。
一人称は「アズカ」。底抜けに陽気な留学生に、取り囲む報道陣の頬は思わず緩んだ。昨年のウインターカップ(WC)では大会ベスト5に選ばれる活躍で鳥取県勢初の準優勝に貢献。2023年のインターハイ後に来日してからまだ1年半も経っていなかったが、堂々たる日本語で取材に応じた。上達の秘訣は「仲間といつも喋っているから」。3年になった今も漢字は苦手だが、会話はバッチリだ。
インサイド特化の留学生が多い中、ボール運びも3点シュートもパスも出来る万能型。来日前はSFとPFをメインとし、憧れはNBAセルティックスのジェイソン・テイタムだ。日本に来たのも「アズカはもっとハンドリングが欲しかった。世界で日本人はめちゃくちゃハンドリングが上手い」というのが1つの理由。身長200センチは目標とするNBAでは武器にならない。上を目指すために技術を磨いた。
昨年のWCで高校バスケファンに鮮烈な印象を残したが、この1年は怪我に悩まされた。昨年から我慢していた膝の痛みが悪化。「1月はめっちゃ痛かった。その時も『まあ行けるっしょ』と思ったけどダメでした」。痛みのピークは5月の中国大会。「本当に動かなかった。ちょっとヤバいなと思った」と振り返る。初の全国制覇を成し遂げた夏のインターハイでも、アズカの出場機会は限られた。
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