「もう泣きそうで…」高校サッカー客席から出現 亡き仲間と共に…掲げたサプライズの横断幕

スタンド観戦したOBも感銘
「本当に背負ってるものがうちの選手は多かったので、それがパワーになって勝てた勝利かなと思ってます」。選手個々の奮闘に熱い眼差しを送った指揮官。困難から這い上がったチームの姿は、スタンド観戦したOBたちの心も動かした。
昨年度のサッカー部でマネージャーを務めた安東大良(だいすけ)さんは、後輩にあたる部員2人の訃報に「(心が)折れそうになった」とショックを隠せない。ただ、「今年の育英の代は、つながりが今まででトップクラスに強い」と目を見張る。
昨年度の主力メンバーだった水津煌人(きらと)さんも同様に、「去年の僕らにはなかった底力というか、試合に対して持っている気持ちというのも去年の僕らより全然強い」と言い、さらなる躍進へ期待を寄せる。
「後輩たちには連絡したんですけど、3年生も2年生も『大琥のために』とか『愛流のために』とか、結構前向きでポジティブな考えをしていたので、僕は結構安心するところはありました。もう本当に全員が本気で勝つ気が見えていて、県予選も負ける気がしませんでした。今年の育英は強いなと思います」
「彼らが絶対に来てくれたと思いますし、力を与えてくれたと思います」(梶村監督)。天国で見守る盟友のために、ピッチ内外が一体となって、全国の舞台を駆け上がる。
(THE ANSWER編集部・橋本 啓 / Akira Hashimoto)
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