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2年生の司令塔にかけた先輩の言葉「責任は全部…」 3年生は6人、名門・桜花学園に訪れた「大きな転換期」【ウインターカップ】

バスケットボールの第78回全国高校選手権「SoftBank ウインターカップ2025」の女子決勝が28日、東京体育館で行われた。夏のインターハイ女王・桜花学園(愛知)は大阪薫英女学院(大阪)に61-66で敗れ、夏冬2冠はならなかった。歴代最多24回の優勝を誇る名門が迎えている“大きな転換期”。怪我に悩まされた3年生や亡き恩師の想いも背負って、2年生の司令塔・竹内みやが奮闘した。

決勝で奮闘した2年生の司令塔・竹内みや【(C)SoftBank ウインターカップ2025」
決勝で奮闘した2年生の司令塔・竹内みや【(C)SoftBank ウインターカップ2025」

SoftBank ウインターカップ2025女子決勝

 バスケットボールの第78回全国高校選手権「SoftBank ウインターカップ2025」の女子決勝が28日、東京体育館で行われた。夏のインターハイ女王・桜花学園(愛知)は大阪薫英女学院(大阪)に61-66で敗れ、夏冬2冠はならなかった。歴代最多24回の優勝を誇る名門が迎えている“大きな転換期”。怪我に悩まされた3年生や亡き恩師の想いも背負って、2年生の司令塔・竹内みやが奮闘した。

 161センチのスピードスターが8116人の観客を魅了した。ボールを持った竹内が一瞬のフェイクで相手を置き去りにするたびに「うぉおお」とざわめきが起こる。果敢なドライブから次々にレイアップを沈め、チーム最多タイの14得点。だが後半からゾーンディフェンスを敷いた大阪薫英の作戦にはまり、「ガードとしてゲーム運びが上手くいかなかった。やり残した部分。悔しい」と唇をかんだ。

 ウインターカップ歴代最多24回の優勝を誇る桜花学園だが、2021年の全国制覇以降はベスト4からも遠ざかっていた。昨年12月31日には、長年チームを率いてきた井上眞一前監督が逝去。2023年からアシスタントコーチを務めていたOGの白慶花監督が後を継いだ。白監督が「大きな転換期」と評するチームは今夏のインターハイで4年ぶり26度目の優勝を果たしたが、怪我に悩まされ続けた1年だった。

 U17日本代表にも選ばれた主将の棚倉七菜子、U18日本代表の金澤杏という3年生の主力が長期離脱。インターハイも2人を欠いて戦った。インサイドで君臨してきた埼玉出身のイシボ・ディバイン(3年)も今大会の準々決勝で負傷。決勝は最初の1分47秒だけの出場に留まった。それでも「悔しい思いをしているにもかかわらず、下を向かずに後輩たちに声をかけてくれた」と白監督は3人に感謝した。

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