37得点の大爆発も悪夢の負傷「なんで今…」 女子U18代表・山本弥音が流した涙「絶対やらなきゃ」【ウインターカップ】
バスケットボールの第78回全国高校選手権「SoftBank ウインターカップ2025」が23日、都内の2会場で開幕した。京王アリーナTOKYOで行われた女子1回戦では、4年連続7回目の出場となる鵬学園(石川)が2年連続3回目出場の矢板中央(栃木)に81-89で惜敗した。昨年、初のベスト8進出に貢献した主将の山本弥音(みお・3年)が37得点と大爆発も、右足首の怪我に泣いた。

SoftBank ウインターカップ2025
バスケットボールの第78回全国高校選手権「SoftBank ウインターカップ2025」が23日、都内の2会場で開幕した。京王アリーナTOKYOで行われた女子1回戦では、4年連続7回目の出場となる鵬学園(石川)が2年連続3回目出場の矢板中央(栃木)に81-89で惜敗した。昨年、初のベスト8進出に貢献した主将の山本弥音(みお・3年)が37得点と大爆発も、右足首の怪我に泣いた。
表情を崩すことなく、淡々とリングを射貫いた。いきなり連続得点を許し、ペースを握られた鵬学園だったが、主将・山本が内からも外からも得点を量産。「前半は強く行けた。留学生にもビビらないで打てた」。2、3人に囲まれてもお構いなしにレイアップを沈めれば、引きつけたディフェンスをあざ笑うかのように外にパスを通し、3点シュートを演出した。
50-42とリードして後半へ。当然、前半だけで28得点の山本へのマークはきつくなる。身長183センチの留学生も含めたダブルチームで止められる場面も。チームもリバウンドで圧倒する矢板中央に最大17点あった点差を逆転された。悪夢が起きたのは70-75の第4クォーター残り7分20秒。フル出場中だった山本が2点シュートを決めた直後に右足首を痛め、苦悶の表情でベンチに退いた。
「なんで今……」
エースとして、苦しい流れを自分が変えたかった。もどかしさが募る。「でも、もう今がラスト。絶対やらなきゃいけない」。靴を脱ぎ、氷嚢を当てて治療。テーピングをガチガチに巻き、76-85となった残り4分12秒にコートに戻った。「流れを変えて、絶対追い抜こう」。何度もリバウンドに跳び、3点シュートを狙ったが、最後の最後でリングに嫌われた。
![[THE ANSWER] スポーツ文化・育成&総合ニュースサイト](https://the-ans.jp/wp-content/themes/the-answer-pc-v2/common/img/logo_c1.png)








