部員8人→170人のエースへ 人口2.6万人の“雲海の町”から…全国準Vで万感の涙、夢は「2年後にプロ」――立命大・遠藤翔海
大学では最優秀投手にも輝くエースへと成長
そこから京都共栄高を経て、約170人もの部員を擁する関西の強豪・立命大でエースへと成長した。今秋のリーグ戦では6試合に登板し4勝、防御率1.11をマークして12季ぶりの優勝を達成。最優秀投手にも輝き、10年ぶりとなる神宮大会出場、そして初の決勝進出へとチームを導いた。
全国の舞台に立つと、中学や高校時代の仲間から次々と連絡が届いたという。
「毎回20~30人くらい連絡をくれます。この神宮球場でできたこと、素晴らしい応援の中で投げられたことが本当に良かった。少ない人数でも多い人数でも、自分のやるべきことは変えずにやってきました。それが結果に繋がりました」
卒業後は社会人野球の道に進む。「まずは1年目からしっかり投げていきたい」と即戦力としての活躍を誓う。その上で「自分としては(ドラフト指名が解禁される)2年後、プロの道に進みたいと考えています。社会人で活躍することはもちろんですけど、そこを見据えてやっていきたい」と気を引き締めた。
かつて8人の部活で白球を追っていた少年は、多くの仲間に囲まれ成長してきた。神宮での涙を胸に次のステージに向かう。
(THE ANSWER編集部・澤田 直人 / Naoto Sawada)
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