人口2.3万人、九州の離島から強豪へ 親元離れ…主将として全国2位に「一日中、野球に尽くして」――神戸国際大付・井本康太
高校・大学野球の秋の日本一を決める明治神宮大会(神宮)は11月14日から6日間、熱戦が繰り広げられた。高校の部で準優勝を果たした神戸国際大付(近畿)をけん引したのは長崎県の離島、壱岐島出身の主将・井本康太捕手(2年)。優勝にあと一歩届かなかった主将の胸には反省と覚悟、故郷への思いが交錯していた。

人口約2万3000人の長崎県壱岐島の主将
高校・大学野球の秋の日本一を決める明治神宮大会(神宮)は11月14日から6日間、熱戦が繰り広げられた。高校の部で準優勝を果たした神戸国際大付(近畿)をけん引したのは長崎県の離島、壱岐島出身の主将・井本康太捕手(2年)。優勝にあと一歩届かなかった主将の胸には反省と覚悟、故郷への思いが交錯していた。
全国の頂点を懸けた決勝戦。立ち上がりが流れを決めた。初回、先発投手の制球が乱れ、井本自身のパスボールも絡んで3失点。主導権を握られ、中盤から終盤に中押し、ダメ押しと理想的な試合展開を許した。初回に相手の暴投で1点を返した打線は“スーパー1年生”・岩見輝晟(らいせ)投手を攻略できず、2回以降はゼロ行進。9回裏、井本の意地の二塁打もむなしく、1-11と完敗を喫した。
試合後、井本は主将としての責任を噛みしめるように語った。
「もっとピッチャーを楽に投げさせてあげられた。思えば初回の失点は自分から始まった。もっとしっかりしていけば良かったのかなと思います」と悔しさを滲ませた。その上で全国2位という結果については「ここまで来られたのは、自分たちだけの力だけじゃなく、コーチ陣やいろんな人のサポートのおかげです」と感謝を忘れなかった。
![[THE ANSWER] スポーツ文化・育成&総合ニュースサイト](https://the-ans.jp/wp-content/themes/the-answer-pc-v2/common/img/logo_c1.png)










