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青森の中学生に…勧誘は「20校中盤くらい」 スーパー1年生、東京の名門進学に傾かせた“監督の一言”――帝京・目代龍之介

高校・大学野球の秋の日本一を決める明治神宮大会(神宮)は14日から6日間、熱戦が繰り広げられた。高校の部で“スーパー1年生”として注目を集めたのが、帝京(東京)の目代(めだい)龍之介外野手。来春センバツで2011年夏以来の甲子園出場を当確させている名門の4番を担い、全国初安打を記録した。青森県出身で20校以上から勧誘を受けた逸材。帝京を選んだ理由は何だったのか。(取材・文=THE ANSWER編集部・山野邊 佳穂)

明治神宮大会で全国デビューした帝京・目代龍之介【写真:山野邊佳穂】
明治神宮大会で全国デビューした帝京・目代龍之介【写真:山野邊佳穂】

186センチ88キロの右の大砲、中学時代は陸上部としても活躍

 高校・大学野球の秋の日本一を決める明治神宮大会(神宮)は14日から6日間、熱戦が繰り広げられた。高校の部で“スーパー1年生”として注目を集めたのが、帝京(東京)の目代(めだい)龍之介外野手。来春センバツで2011年夏以来の甲子園出場を当確させている名門の4番を担い、全国初安打を記録した。青森県出身で20校以上から勧誘を受けた逸材。帝京を選んだ理由は何だったのか。(取材・文=THE ANSWER編集部・山野邊 佳穂)

 帝京の“スーパー1年生”がベールを脱いだ。

 大会初日、山梨学院との1回戦。「4番・中堅」で出場した目代は4回の第2打席、無死一塁で初球から積極的に振り、中前へ運んだ。電光掲示板には「H」の文字。高校初の全国大会で初安打を記録した。5回には中堅へのフライをダイビングキャッチするファインプレーも披露。チームは終盤に得点を許し3-6で敗れたが、攻守で存在感を放った。

 この日は4打数1安打。「やっぱり1本だけでは足りない。他の打席で捉えなければいけないボールはあった。そこを捉えられない、見逃してしまうことは課題になった」。満足より反省が口をつき、高い向上心がうかがえた。

 青森県出身ながら、この春、春夏通算3度の甲子園優勝を誇る帝京に越境入学した。秋季大会では主に5番を担い、城東との3回戦では場外本塁打、国士館との準決勝では3ランを放った。186センチ、88キロと16歳とは思えない体格を誇る右の大砲として打線を牽引。16年ぶり東京大会Vで、一躍注目を集める存在となった。

 名将・前田三夫監督が長年指揮を執り、中村晃(ソフトバンク)や山崎康晃(DeNA)らを輩出した名門。一方で、2021年夏に前田監督は退任し、甲子園も2011年夏を最後に遠ざかっていた。青森で白球を追いかけていた目代が受けた勧誘は「20校中盤くらい」と明かす。その中で、東京の名門を選んだ理由とは――。

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