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バスで20分、グラウンド内野だけでも“不利否定” 全国4強の守備力に秘密…環境を言い訳にしない考え方――英明・池田隼人

主将で内野守備の要・遊撃手も務める池田隼人【写真:羽鳥慶太】
主将で内野守備の要・遊撃手も務める池田隼人【写真:羽鳥慶太】

長方形のグラウンドが生み出す価値「外野の連携とかは考えず…」

「守備では外野との連携は考えず、まずは捕ることに集中できる。『足をしっかり動かす』『リズムよく』と言われてやってきた。打撃はライトがない(レフト方向に長い)長方形のグラウンドで、横(のネット)に当たるとどれだけ飛んだかが分からない。センターにしっかりと打つ意識を持つことで、引っ掛ける打球がなくなる」

 与えられた環境で最善を尽くす。その重要性をナインは知っている。

 3年ぶり3度目の出場となった今大会は神戸国際大付に2-6で敗れ、準決勝敗退。池田は「ピッチャーのレベルも上がってきて、簡単にバントができなかった」と高いレベルを体感し、「全国級の投手からしっかりと点数が取れるように力をつけていきたい」と当確している来春センバツを見据えた。

 地道な努力は裏切らない。精度を高めた“英明野球”を春の聖地で見せる。

(THE ANSWER編集部・山野邊 佳穂 / Kaho Yamanobe)

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