阪神ユニで登園した少年、ドラ1候補に 「それなら止めろ」口にしたプロの夢…父と“1軍レギュラー”の約束――青学大・渡部海
リーグ戦6連覇、4度の大学日本一「ドラフト1位でプロに行く」
卒業後は東都大学の名門・青学大に進学。1年春からマスクを被り、リーグ戦6連覇、今回で4度の日本一を達成した。「勝てる捕手」として来秋ドラフトの1位候補にまで成長。そしてこの日、家族が応援に駆け付ける前で大仕事をやってのけた。達人さんは「犠牲フライでも何でもいいから点を取ってくれたらと。祈る思いで見ていました。想像を遥かに超える活躍ですね。興奮して、一瞬頭が真っ白になりました」と笑った。渡部も「家族は常に支えてくれているので恩返しがしたい。良い結果が出せたのでよかった」と感謝を口にした。
今大会で、中日のドラフト1位・中西聖輝投手、DeNAのドラフト1位・小田康一郎内野手ら4年生がチームを去る。最上級生になる渡部は春秋リーグ戦、全日本大学選手権、明治神宮大会の4冠を目標に掲げる。
「大学4年間をやり切って、ドラフト1位でプロに行く。そこで活躍できるように下積みをしていきたい」
視線は常に先を見据える。「バッティングの能力が上がってこないと、自分としての価値もなくなってしまう。『打てるキャッチャー』というのは貴重な存在。自分がそうなれるようにスキルアップしていきたい」と決意を新たにした。小さかった野球少年は確かな足取りで夢に向かって進んでいる。
(THE ANSWER編集部・澤田 直人 / Naoto Sawada)
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