最速152kmドラ1候補が急遽…背番号「5」になった理由 準備は10日間「1つのチャンスと…」――山梨学院・菰田陽生
野球の明治神宮大会(神宮)は14日、高校の部1回戦で山梨学院(関東)が帝京(東京)に6-3で逆転勝ちした。来秋ドラフト1位候補の二刀流右腕・菰田陽生(2年)は「3番・三塁」で先発出場。チーム事情により「(三塁の練習は)10日前くらいに始めた」という慣れないホットコーナーで、華麗な守備を披露した。打っては4打数2安打1打点、投げては1回1/3を無失点。頼れる新主将が秋の日本一へ導く。

明治神宮大会 高校の部1回戦
野球の明治神宮大会(神宮)は14日、高校の部1回戦で山梨学院(関東)が帝京(東京)に6-3で逆転勝ちした。来秋ドラフト1位候補の二刀流右腕・菰田陽生(2年)は「3番・三塁」で先発出場。チーム事情により「(三塁の練習は)10日前くらいに始めた」という慣れないホットコーナーで、華麗な守備を披露した。打っては4打数2安打1打点、投げては1回1/3を無失点。頼れる新主将が秋の日本一へ導く。
自分の役割を全うする。大黒柱がチームを逆転勝利に導いた。
近づく冬の青空が広がる神宮球場。背番号5をつけた菰田は、三塁の守備についた。見せ場は1-3の5回にやってくる。2死二塁、三遊間に飛んだ打球を横っ飛びでキャッチ。しっかりと一塁へ送球してピンチを切り抜けた。6回からは3番手で救援。1回1/3を無失点に抑え、再び三塁へ。打っては2安打1打点と躍動し、平日午前から詰めかけた1万人のファンを熱くした。
それでも早くも来秋ドラフト1位候補と呼ばれる大器は冷静そのもの。「終盤に自分と石井(陽昇)と、2年生が打って逆転できたので良かった。(逆転した直後の)8回の2死一、二塁でも打てたらチームとしても楽になったと思う。あそこで1本出せる選手になりたい」。報道陣に囲まれ、的確に自分の課題を振り返った。
身長194センチ、体重100キロの投打二刀流。これまで投手と一塁手をメインに務め、今大会は背番号3での登録も、チームで怪我人が出たことでポジションが変更された。この日は「5」をつけて出場。「(三塁の練習は)10日前くらいに始めた」と短期間で調整し、非凡な野球センスを発揮した。
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