八村塁に1on1挑んだ中2女子の忘れられない夏休み 府ベスト32止まりも…夢のプロへ定まった覚悟
米プロバスケットボール(NBA)レイカーズの八村塁が主催するプロジェクト「BLACK SAMURAI2025」が20日まで3日間、愛知・名古屋のIGアリーナで行われた。最終日は特別イベント「THE SHOWCASE」を開催。2日間のバスケ指導キャンプから選抜された中高生28人が、1万510人の観衆の前で対戦した。八村に1on1を挑んだ中学2年の塩野悠結(しおの・ゆゆ)は、忘れられない経験とともに覚悟を持ち帰った。(取材・文=THE ANSWER編集部・鉾久 真大)

八村塁主催の「BLACK SAMURAI 2025」に参加
米プロバスケットボール(NBA)レイカーズの八村塁が主催するプロジェクト「BLACK SAMURAI2025」が20日まで3日間、愛知・名古屋のIGアリーナで行われた。最終日は特別イベント「THE SHOWCASE」を開催。2日間のバスケ指導キャンプから選抜された中高生28人が、1万510人の観衆の前で対戦した。八村に1on1を挑んだ中学2年の塩野悠結(しおの・ゆゆ)は、忘れられない経験とともに覚悟を持ち帰った。(取材・文=THE ANSWER編集部・鉾久 真大)
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目と鼻の先で対峙しているのは、あの憧れの八村塁。1万510人の視線を集めながら、身長159センチの13歳はリングへの道筋を必死に探した。
「少しのズレも見逃さない」
前日に八村本人からもらったアドバイスを実践しようとするが、どんなドリブルを見せても全くスキが見出せない。
ステップバックで距離を取り、放った3ポイントシュート。ボールが手から離れるやいなや、長く大きな左手が頭上に伸びてきた。
「自分の感覚的にはチェックされない距離にいるはずなのに……」。余裕の豪快ブロックに「やっぱりNBAは凄いな」と身震いした。
会場が騒然となった異例の1on1。豊中市立第十一中2年の塩野の背中を押したのは、ゲスト出演したパリ五輪日本代表の馬瓜エブリンだった。「1対1しておいでよ、って声をかけてくれて。してみたいと思っていたけど、なかなか勇気が出なかった」。女子選抜12人による特別マッチの直後、緊張しながらの直談判で実現した夢の12秒間。仕掛け人のエブリンも「すごい良い勇気だよ。ナイスチャレンジ」と称えた。
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