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愛知と宮城、別々に進学した双子が全国で激突 「自分に勝った=優勝しかない」聖和学園・阿部友愛が姉に託した想い【ウインターカップ】

バスケットボールの第77回全国高校選手権「SoftBank ウインターカップ2024」が23日、東京体育館など都内の2会場で開幕した。女子1回戦では大会最多24度の優勝を誇る桜花学園(愛知)が5年連続33度出場の聖和学園(宮城)と対戦。77-46で名門対決を制した。双子の姉妹がコート上で激突。敗れた妹は「自分に勝った=もう優勝しか道はない」と姉に想いを託した。

双子でマッチアップした姉の阿部心愛と妹の友愛(右)【(C)SoftBank ウインターカップ2024】
双子でマッチアップした姉の阿部心愛と妹の友愛(右)【(C)SoftBank ウインターカップ2024】

 バスケットボールの第77回全国高校選手権「SoftBank ウインターカップ2024」が23日、東京体育館など都内の2会場で開幕した。女子1回戦では大会最多24度の優勝を誇る桜花学園(愛知)が5年連続33度出場の聖和学園(宮城)と対戦。77-46で名門対決を制した。双子の姉妹がコート上で激突。敗れた妹は「自分に勝った=もう優勝しか道はない」と姉に想いを託した。

 バチバチに体をぶつけ合った。聖和学園の阿部友愛(ゆうな・3年)とマッチアップしたのは双子の姉である心愛(ここな・3年)。「自分のプレーを一番わかっている相手なので、どうやって上回ってプレーしようかずっと考えていた」。立ちはだかる姉に何度も阻まれながらも、友愛は40分間走り続けた。チーム最多の19得点、13リバウンドと躍動。しかし、全国屈指の強豪の壁は厚かった。

 姉もチーム最多の20得点、13リバウンド。「やっぱり日本一というところで3年間厳しく揉まれてやってきた心愛とは、自分は1段違ったのかな」。双子対決よりもチームとして勝つことを意識してきた友愛は悔し涙を呑んだ。試合後の取材には2人揃って登場。「戦えてよかったという気持ちはあるが、まだまだ努力が足りなかった。勝ち切れなくて悔しい」。笑顔の姉とは対照的な表情だった。

 対戦が決まった時から妹につくことを決めた心愛は「絶対負けないようにしようと思って頑張ってきた。しっかり勝ち切れて嬉しい」と並々ならぬ気持ちで臨んだと明かす。勝ち進んだ姉に、友愛は「自分に勝った=もう優勝しか道はない。絶対下は向かず、常に上だけを向いて」とエール。心愛も「自分たちも優勝しか見ていない。気持ちを背負って優勝したい」と力強く想いを受け取った。

(THE ANSWER編集部・鉾久 真大 / Masahiro Muku)

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