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7割の教職員が休日指導に前向き 部活動の地域移行、情熱注ぐ顧問と専門コーチの価値

合同クラブに「新たな部活動の形が生まれる可能性を感じる」

 菁莪中の女子バスケットボール部は、2年間の体育教師を経てBリーグの仙台89ERSにも在籍した元プロ選手の青山壮史さんが受け持っている。

 石島指導主事は「いろんな経歴の人に教わるのは技術力向上のほかにも利点がある」と述べ、「合同クラブは学校の垣根を越えて生徒同士が交流し、新たな部活動の形が生まれる可能性を感じる」と期待する。

 18年に策定した『運動部活動の在り方に関する総合的なガイドライン』で、スポーツ庁は平日と週末で計2日以上の休養日を取るよう提言している。白岡市では地域移行をにらみ、21年11月に『部活動指導のガイドライン』を一部改訂し、学校部活動と地域クラブ活動を一本化した独自の指針を示した。

 1週間を通じ2日以上の休養日を求めるもので、例えば土、日曜ともトレーニングした場合などは平日2日以上の休みを設ければ、活動が認められる。週末2日間の活動を希望する生徒は、地域クラブ活動のコーチによる専門的な指導が受けられることになる。

 白岡市では、文科省が地域移行をスタートさせる23年度中には、現在市内4校合わせて50の部活動(運動部35、文化部15)を30ほどに再編し、剣道やダンスなど新設の合同クラブを含め、部活動を35程度にまとめる計画だ。

(河野 正 / Tadashi Kawano)

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