[THE ANSWER] スポーツ文化・育成&総合ニュースサイト

高校選抜バドミントン、齋藤駿が3冠 “ラリー力”向上で狙う、28年ロス五輪「金メダル」

第50回記念全国高校選抜バドミントン大会は28日に日環アリーナ栃木で最終日を迎え、男子は齋藤駿(ふたば未来学園・2年)が個人種目の単・複で優勝し、26日までに行われた団体戦を含めて3冠を達成した。「昨年のインターハイが終わってから、この大会の3冠を目標にしてきたので嬉しい。東北大会ではプレッシャーを勝手に感じて負けてしまったけど、今回は向かっていくことができたのが良かった」と喜んだ。

齋藤駿が3冠を達成【写真:平野貴也】
齋藤駿が3冠を達成【写真:平野貴也】

バドミントン全国高校選抜で男子の単・複、団体戦で優勝

 第50回記念全国高校選抜バドミントン大会は28日に日環アリーナ栃木で最終日を迎え、男子は齋藤駿(ふたば未来学園・2年)が個人種目の単・複で優勝し、26日までに行われた団体戦を含めて3冠を達成した。「昨年のインターハイが終わってから、この大会の3冠を目標にしてきたので嬉しい。東北大会ではプレッシャーを勝手に感じて負けてしまったけど、今回は向かっていくことができたのが良かった」と喜んだ。

 最大のライバルと目されていた埼玉栄高校が団体、個人戦ともに出場を棄権した影響は大きく、圧倒的な優勝候補となったが、「ライバルがいないなかで3冠が獲れなければ、インターハイでも獲れない」と次の舞台を見据えて、きっちりと結果を残した。齋藤は中学時代にも日本一に輝いており、昨年のジュニアナショナルU19にも選出されるなど将来を期待されている1人だ。「パリはまだ早いかなと思うけど、2028年のロサンゼルスとその次の五輪で、自分のシングルスで金メダルを獲りたいと強く思っています」と将来の夢を語った。

 個人戦は、単複ともに同校対決となった。先に行われた男子ダブルスは、崎野翔大(2年)/谷岡大后(1年)との対決をストレート(21-15、21-16)で制した。パートナーの岩野滉也(2年)が機動力とレシーブ力を生かして多くシャトルに触る展開からチャンスを作り、齋藤が長身を生かした強打を叩き込んだ。終盤は、岩野も素早いフットワークで落下点に入って強打を連発。攻めて試合の主導権を渡さずに押し切った。

 続けて行われた男子シングルスでは、疲労の影響を感じさせず、準々決勝、準決勝をストレートで勝ち上がった。決勝では、1学年後輩の谷岡と対戦。第1ゲームはサーブフォルト(サーブの反則による失点)を3度取られるなどリズムを上げきれず、17-14から追いつかれた。互いにゲームポイントを握り合う接戦となったが、23-21で勝利。「競った場面は得意じゃないけど、勝ち切れたのは、成長できた部分。競った場面でも、次のことを考えず、目の前の1本を取りに行くことを忘れずにできた」と胸を張った。苦境を乗り越えた後の第2ゲームは8-2のリードから追い上げを許さず、21-13で制すると、雄叫びをあげてコートに倒れ込んだ。

1 2
W-ANS ACADEMY
ポカリスエット ゼリー|ポカリスエット公式サイト|大塚製薬
DAZN
ABEMA
スマートコーチは、専門コーチとネットでつながり、動画の送りあいで上達を目指す新しい形のオンラインレッスンプラットフォーム
THE ANSWER的「国際女性ウィーク」
N-FADP
#青春のアザーカット
One Rugby関連記事へ
THE ANSWER 取材記者・WEBアシスタント募集