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青森山田に敗れて知った「高校最強レベル」 堀越が2年連続全国へ、“8強超え”再挑戦

4点目を決めて喜ぶ堀越の古澤希竜【写真:平野貴也】
4点目を決めて喜ぶ堀越の古澤希竜【写真:平野貴也】

青森山田に敗れて感じた「本気でサッカーに向き合えているのか」という思い

 だが、ここから堀越は粘り腰を見せた。まずは、怖がらずに得意のパスワークで攻撃の構築にトライ。すると、選手同士の距離感が縮まり、守備への移行のスムーズさも蘇っていく。終盤まで1点を争う展開となったが、目安3分と表示されたアディショナルタイムに、國學院久我山はFKの場面でGK村田新直(3年)がゴール前に上がったが、堀越がクリア。そのままカウンターに移ると、國學院久我山のGK村田は半ば諦めたのか、全力ではゴールマウスに戻らず。堀越は丁寧にパスをつなぎ、最後はMF古澤希竜(3年)が無人のゴールにシュートを突き刺して4-2。直後に試合終了のホイッスルが鳴り、勝敗が決した。

 前回は29年ぶりの全国出場でベスト8。最強の呼び声高かった青森山田との戦いで目指すべき基準を知った。佐藤監督は「前回大会は、本当に良いチームと対戦した。肌感覚が残っているうちに、球際が足りていなかったな、ロングスロー対策も足りていなかったなと話をしましたし、そもそも真剣にサッカーに向き合っている彼らと戦ってみて、俺らも本当に本気でサッカーに向き合えているのかという話もして、マインドの部分も含めて、1年間徹底して、今ある環境の中でやってきた」と、価値ある敗戦から再び全国の舞台へ戻ってきた道のりを振り返った。

 前回の全国大会出場時、「古豪」の卒業を宣言した佐藤監督が率いる堀越が、常勝軍団への成長を狙い、再び全国での躍進を目指す。全国大会の組み合わせ抽選会は、15日に行われる。

(平野 貴也 / Takaya Hirano)

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