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立正大淞南が怒涛9ゴールで4強 2年生MF野田、殊勲3発も反省「もっと得点できた」

松江東の若槻監督、大敗も「後半はやろうとすることができた」

 対照的に、松江東は後半も4失点を喫したものの、唯一の3年生で10番を背負うDF松本椎汰(3年)を中心に粘りを見せ、カウンターで反撃。後半40分にはFW萩原大斗(1年)のドリブルから左へ展開し、MF安達悠人(2年)が至近距離からシュートを放つチャンスも作り出した。夏のインターハイで3年生が引退した後のチームで、全国大会常連の立正大淞南に抗うのは容易ではないが、試合の後半にはチャンスを作り出した。

 結果的に大敗に終わったが、松江東の若槻直輝監督は「圧力を感じると思い、11人対12人で練習をしたり、大会前には(インターハイで全国準優勝だった)米子北高校さんと練習試合をさせてもらったりして、準備をしてきた。前半はいっぱいいっぱいだったが、後半はやろうとすることができた。次の新人戦につながる戦いはできた」と評価した。

 勝った立正大淞南は、県内で唯一、プリンスリーグ中国に所属しており、頭一つ抜けた存在。インターハイでは全国大会に出場している。しかし昨年度は、県大会の決勝戦で大社高校に敗れて全国出場を逃した。昨年度の悔しさを乗り越え、夏・冬連続の全国出場に向け、大勝した試合でも反省点や課題を見つけてチームをブラッシュアップし続ける。島根県大会は、翌30日に準決勝、11月13日に決勝戦が行われ、全国大会に出場する代表チームが決まる。立正大淞南は、準決勝で松江商業と対戦する。

(平野 貴也 / Takaya Hirano)

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