青森山田、計28得点で大会記録更新 静岡学園に4発快勝でV王手「100点満点のゲーム」
強過ぎる。青森山田(青森)は、明らかに、高校サッカーの全国的スタンダードのワンランク上に立っている。全国高校総体(インターハイ)サッカー男子は21日に準決勝を行い、青森山田は4-0で静岡学園(静岡)を破って決勝進出を決めた。準々決勝まで4試合で24得点という驚異的な得点力を見せつけてきたが、全国トップ4の争いになっても、その差を埋めさせることなく4得点。28ゴール目を奪い、1982年大会の帝京(東京)、2014年大会の東福岡(福岡)の26得点を抜いて、1大会での最多得点記録を更新した。
全国高校総体・サッカー男子、静岡学園に4-0で快勝
強過ぎる。青森山田(青森)は、明らかに、高校サッカーの全国的スタンダードのワンランク上に立っている。全国高校総体(インターハイ)サッカー男子は21日に準決勝を行い、青森山田は4-0で静岡学園(静岡)を破って決勝進出を決めた。準々決勝まで4試合で24得点という驚異的な得点力を見せつけてきたが、全国トップ4の争いになっても、その差を埋めさせることなく4得点。28ゴール目を奪い、1982年大会の帝京(東京)、2014年大会の東福岡(福岡)の26得点を抜いて、1大会での最多得点記録を更新した。
青森山田の黒田剛監督は「力的には、五分五分という予想ではありましたが、2年前の全国高校選手権の決勝、春先にやった練習ゲーム(3月、時ノ栖チャレンジカップ)という2つの敗戦を経て、同じ相手に3回負けられないという闘志とプライドが、選手たちのパフォーマンスに出ていた。100点満点のゲーム」と手ごたえを示した。
静岡学園は、伝統の個人技でボールを保持しながら、慌てずに前進していく攻撃を試みたが、青森山田のカバーリングの早さに対応できず、まったく攻略ができなかった。サイドでボールを持って相手を1人かわしても、次の1人がやってきて、その間に守備を立て直された。そして、中盤でボールを失うと、青森山田のショートカウンター攻撃を浴び続けた。
青森山田は5分にFW渡邊星来(3年)がハイボールを競り合うと、こぼれ球をMF松木玖生(3年)が左サイドへ展開。圧倒的な機動力が目を引く左MF田澤夢積(3年)のクロスに、FW渡邊がスライディングシュートで飛び込み、素早い攻撃でゴールに迫った。前半14分には、中盤のボール奪取からFW名須川真光(3年)を経由して右サイドへ展開。右MF藤森颯太(3年)が縦に抜けると、左から田澤が中央へ入り込んだところへクロス。田澤がつぶれ役となってファーサイドにボールが抜けると、後ろから走り込んできたMF松木が左足のシュートをたたき込んで先制に成功した。