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名門・法大が首位浮上、川崎内定のMF松井蓮之「タイトルにこだわる。負けない自信ある」

法大が、悲願の関東大学リーグ制覇に執念を見せた。関東大学サッカーリーグ1部は30日に第7節第2日を行い、駒沢陸上競技場の第2試合は、法大が4-2で筑波大を破った。法大は、1位だった明大に勝点16で並び、得失点差で上回ることで首位の座を奪った。

川崎内定の法大MF松井【写真:平野貴也】
川崎内定の法大MF松井【写真:平野貴也】

関東大学リーグ1部第7節、法大が筑波大に4-2で勝利

 法大が、悲願の関東大学リーグ制覇に執念を見せた。関東大学サッカーリーグ1部は30日に第7節第2日を行い、駒沢陸上競技場の第2試合は、法大が4-2で筑波大を破った。法大は、1位だった明大に勝点16で並び、得失点差で上回ることで首位の座を奪った。

 OBでもある長山一也監督は「(自分が関わってから)1部は優勝したことがないので、謙虚に。やっと、主導権を握りながら試合をできるところが、ある程度見えた。こういうサッカーをベースにして勝ち続け、結果だけでなく、内容もあるサッカーでタイトルを取れるような状況になるのが理想。大学サッカーのレベルの高さを証明できる試合をできるように、また準備したい」と浮かれることなく、兜の緒を締め直した。

 コロナ禍に見舞われた昨季は関東4位だったが、シーズン唯一の全国大会となった「#atarimaeni CUP サッカーができる当たり前に、ありがとう!」で準優勝。わずかに届かなかった日本一に再挑戦するシーズンとなるが、まずは1970年代から離れている関東リーグ優勝にこだわる。

 試合は、前半22分に先制されたが、積極的な守備で相手の攻撃の組み立てに混乱を生み、中盤でのボール奪取からショートカウンターを仕掛け、少しずつ試合のペースを引き戻した。そして前半41分、左CKのこぼれ球を右MF伊藤綾汰(3年・尚志)がシュート。そのこぼれ球をFW久保征一郎(2年・FC東京U-18)が決めて同点に追いついた。

 後半の立ち上がりには、相手守備陣の横パスをカットした伊藤が、味方からのリターンパスを受け、鋭いシュートを突き刺して逆転。伊藤は「相手のミスからだけど、今週の練習で、前からプレッシャーに行こうとやってきたので、その形が出た。後半に入る前に、みんなから1点取れと言われていたので、自分が取るという気持ちでいた」と手応えを語った。

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