17年全豪OPダブルス4強の穂積絵莉が高校生を熱血指導 “可能性の扉”を開く“鍵”とは
硬式テニス部を指導「常に試合を意識して練習すること」
講演後には、生徒たちと記念撮影を終えると、ダブルスに力を入れているという同校の硬式テニス部に特別授業を行った。
風情漂う鎌倉の、校舎の屋上に設営されたテニスコートが熱気に包まれた。ボレーやラリーに始まり、スイングにおけるテイクバックの取り方や相手のショットに応じたポジショニングなど、部員たちの一挙手一投足に目を配り、細部までクオリティーを求めた。
部員一人一人とのラリー、実戦形式のダブルスを行うなかでは、「ポジションは考えている?」「ラリーの時にはなんでショットが入らないと思う?」と疑問を投げかけ、問題解決のアプローチに寄り添った。指導後に良いパフォーマンスが見られると、「オッケー、ナイスショット!!」と言葉を送った。
練習を終えると、穂積はメニュー内容の意図について説明。「ショットをどこに打つかは、私もすごく意識しています。自分が何をしたいのか一つ一つ意識することで 、練習の内容も濃くなるし、たとえ狙ったところにボールが行かなかったとしても、その場所に打てなかったのか理由や修正ポイントがすぐに分かります。常に試合を意識して練習する。これはずっと続けてほしいです」とエールを送った。