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浴びせられた辛辣批判 女子バレー竹下佳江さんはいかにして逆境越えたのか

「バレーボールがこんなに楽しかったんだと再確認した」――。日本バレーボール史上に残る名セッター・竹下佳江さんは極度のプレッシャーに苛まれ、競技から離れた時期があった。苦しい練習や逆境が続く中で、どのように自らのモチベーションを再び高めていったのだろうか。

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女子バレー竹下佳江さんが振り返る飛躍への転機

「バレーボールがこんなに楽しかったんだと再確認した」――。

 日本バレーボール史上に残る名セッター・竹下佳江さんは極度のプレッシャーに苛まれ、競技から離れた時期があった。苦しい練習や逆境が続く中で、どのように自らのモチベーションを再び高めていったのだろうか。

 竹下さんは159センチとバレーボール選手としては非常に小柄ながら、高校時代から全日本ユースに選出されるなどセッターとしての才覚を発揮。10代にして日本代表に初選出されるなど順調なキャリアを歩んでいた。キャリアの集大成となった2012年ロンドン五輪では日本に28年ぶりのメダル獲得をもたらした。一見すると栄光に満ちているが、自身の見解は違うようだ。

「最後はきれいに銅メダルを取って終わったんですけど、シドニーの予選で一度苦しい思いをしましたからね。苦しんだ分だけ成長できたんですよ」

 竹下さんは大塚製薬による「ポカリスエット ブカツ応援キャラバン」の一環で奈良県の天理高校で講演会ならびにバレーボール部の直接指導を行った。日本の攻撃のタクトを振るい続けた竹下さんの人柄が現れた、誠実さのこもったイベントとなったが、講演会で自身が歩んだキャリアでの“停滞期”についても触れた。

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