団体メダル授与式なし、チェンが代わりに持ち帰ったもの「おかしいよ。冗談でしょ?」
北京五輪フィギュアスケート男子シングルで金メダル、団体戦で銀メダルを獲得したネイサン・チェン(米国)が、メダルの到着を願っている。米誌「ザ・ニューヨーカー」がインタビュー記事を掲載。「空のメダルを入れる箱だけ持っています」と語っている。
帰国のチェンに米誌「ドーピング騒動の渦中にいる」とつづったワケ
北京五輪フィギュアスケート男子シングルで金メダル、団体戦で銀メダルを獲得したネイサン・チェン(米国)が、メダルの到着を願っている。米誌「ザ・ニューヨーカー」がインタビュー記事を掲載。「空のメダルを入れる箱だけ持っています」と語っている。
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チェンは団体戦男子ショートプログラムでトップに立ち、米国の銀メダル獲得に貢献。同メディアは「ネイサン・チェンは銀メダルを切望している」との見出しで記事を掲載した。「五輪のフィギュアチャンピオンはドーピング騒動の渦中にいる。そういうわけで米国代表は空のメダルボックスを持って母国に帰ってきた」とつづった。
カミラ・ワリエワがROCの金メダル獲得に大きく貢献したが、その後にドーピング陽性が発覚。団体戦のメダル授与式が行われず、銀の米国、銅の日本もメダルを受け取ることなく大会を終えた。
チェンは記事の中で「(団体戦のメダルは)まだもらっていません。空のメダルを入れる箱だけ持っています。おかしいですよね。冗談でしょ?」とコメント。「僕たちは全力を尽くしました。僕や他の選手にとってもメダルは絶対に欲しかったんです。自分たちの気持ちを表現するためにセレモニーを行いたかったです」と嘆いている。