北京五輪エキシビション、ワンダーウーマンになり切り演技

　20日に閉幕した北京五輪。最終日はフィギュアスケートのエキシビションが行われた。目立った1人が女子シングル銀メダリストのアレクサンドラ・トルソワ（ROC）。アメコミのスーパーヒロイン「ワンダーウーマン」の衣装を着用して氷上を舞った。トルソワは映画の劇中曲を使用したが、その作曲家本人も「セミッシラの強力な女性に相応しい」と感激していた。

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　映画「ジャスティス・リーグ」の音楽に乗せて演技したトルソワ。途中からアメコミのスーパーヒロイン「ワンダーウーマン」をイメージした衣装になった。ジャンプを次々と決め、体の柔軟性を生かしたクリムキンイーグルも披露。幼少期から「整える程度で切ったことがない」という超ロングヘアも三つ編みで露わにし、笑顔で滑り終えた。

　完成度の高い「ワンダーウーマン」が日本のファンの間でも話題となっていたが、トルソワが使用した、映画「ジャスティス・リーグ：ザック・スナイダーカット（ZSJL）」の劇中曲「ワンダーウーマンのテーマ」の作曲家、トム・ホーケンバーグ氏もツイッターでトルソワの演技に注目。実際の演技映像を公開し、こうつづった。

「Wow！　ワンダーウーマンが氷上に！　五輪でのアレクサンドラ・トルソワのワンダーウーマンのテーマに乗ったスケートを見た？　素晴らしいパフォーマンス。セミッシラ（作中で登場する架空の都市）の強力な女性に相応しいものだった。五輪の舞台でZSJLが見られるなんてクールだね！」

　海外ファンからも「超かっこよかったよね」「リアル世界のワンダー・ウーマンだ」「鳥肌立ったわ！」「超クールだわ！　ヤバすぎ！」「金メダルあげろ！」「彼女最高だね」と興奮の声が書き込まれた。トルソワの演技には、劇中で同役を実際に演じた女優のガドットも中国版ツイッター「微博（ウェイボー）」で「最高じゃん！　ありがとう、アレクサンドラ」などと反応していた。