カーリング藤澤五月も涙 敗退ライバル国との感動のハグが「北京五輪名場面」にCBC選出
北京五輪で日本史上初の銀メダルを獲得したカーリング女子日本代表(ロコ・ソラーレ)。世界の強豪国と激闘を繰り広げ、それと共に競技外のライバル国との交流がスポットライトを浴びた。カナダ公共放送「CBC」は日本とカナダの間で生まれた感動シーンを今大会の名場面の一つとして選出。「フェアプレー精神は深く根付いている」と称えられている。
CBCがカナダ・ジョーンズが取った行動称賛「心からの誠実な瞬間」
北京五輪で日本史上初の銀メダルを獲得したカーリング女子日本代表(ロコ・ソラーレ)。世界の強豪国と激闘を繰り広げ、それと共に競技外のライバル国との交流がスポットライトを浴びた。カナダ公共放送「CBC」は日本とカナダの間で生まれた感動シーンを今大会の名場面の一つとして選出。「フェアプレー精神は深く根付いている」と称えられている。
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カナダ公共放送「CBC」は「私たちを笑わせ、泣かせ、応援させた北京五輪の様々な瞬間」と題した特集を掲載。今大会で生まれた名場面の数々を紹介しているが、その一つにカーリングの日本とカナダのワンシーンを選出した。それは、1次リーグ最終戦で日本が準決勝進出を決め、同じ5勝4敗ながらカナダの敗退が決まった舞台裏の出来事。
一度は覚悟した敗退から一転、DSC(ドローショットチャレンジ)の差で突破が決定。「今世紀最大のサプライズ」の声が上がり、涙していたロコ・ソラーレの面々。すると、取材に応じる藤澤五月と吉田知那美の後ろから、カナダの47歳ジェニファー・ジョーンズが声をかけ、約20秒間もの間、祝福のハグを交わした。激励も受けた様子の2人は再び涙した。
当時も大きな話題を呼んだ場面だったが、「CBC」は「ジョーンズの心からの誠実な瞬間」と紹介。「落胆にもかかわらず、フェアプレー精神はチーム・カナダに深く根付いていたようで、常にそれを見ることができた」「2014年のソチ五輪で、女子カーリングチームを無敗金メダルに導いたジョーンズは、その代表例だ」と自国のレジェンドの行動を称えた。
「日本は準決勝に進出し、カナダは敗退。それでもスポーツマンシップとなれば、それは関係ないのだ」と記し、敗退が決まって落胆してなお、勝者をリスペクトする行動が高く評価されていた。
(THE ANSWER編集部)