10代で伸び悩むロシア勢 15歳ワリエワの「4年後」に元世界女王は太鼓判「確信してる」
北京五輪のフィギュアスケート女子シングルはアンナ・シェルバコワが金メダル、アレクサンドラ・トルソワが銀メダルでROC勢が独占した一方、金メダル最有力と目されたカミラ・ワリエワはショートプログラム(SP)1位から4位に退き、メダルを逃した。ロシアメディアでは多くのエールや激励が送られていたが、元世界女王イリーナ・スルツカヤもその一人だ。
スルツカヤがSNSで送ったメッセージ「カミーラの4位は…我々の痛みです」
北京五輪のフィギュアスケート女子シングルはアンナ・シェルバコワが金メダル、アレクサンドラ・トルソワが銀メダルでROC勢が独占した一方、金メダル最有力と目されたカミラ・ワリエワはショートプログラム(SP)1位から4位に退き、メダルを逃した。ロシアメディアでは多くのエールや激励が送られていたが、元世界女王イリーナ・スルツカヤもその一人だ。
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スルツカヤは結果を受け、「極めて予想外の結末です。予想されたように、我々の女子スケーターたちは表彰台をほとんど占めました。シェルバコワ――私は、彼女が我々にデモンストレーションしたこのように理想的な滑りを彼女からとても待っていました! 偉いです! 私は彼女を心から祝福します! これは完全に当然の勝利です」とインスタグラムでシェルバコワを称えた。
「サーシャ・トルソワは私たちを自分のジャンプで驚かせました。1つのプログラムで5本の4回転ジャンプ――それは歴史的達成です! ブラボー!!」とトルソワを労った上で触れたのが、ワリエワについて。
「カミーラの4位は……我々の痛みです。カミーラ、頑張って! 私は4年後、あなたがとても素晴らしいものを見せると確信しています! あなたは世界中を夢中にさせました! あなたは偉い、そしてみんなそれを知っています」
ロシアは15~16歳でピークを迎えることが多く、アリーナ・ザギトワ、エフゲニア・メドベージェワのように10代後半になると不振になることも珍しくないが、ワリエワの次回26年五輪に太鼓判。自身も23歳でソルトレイクシティ五輪銀メダル、27歳でトリノ五輪銅メダルと息長く活躍しただけに、そのメッセージは15歳のワリエワにとっても力になるものだろう。
投稿には、ロシアファンからも「カミーラと一緒に泣きました」「涙なしでは見られなかった」「イリーナ、あなたは見事にカミーラの状況をコメントしていた。これは痛みです」などと賛同の声が寄せられていた。
(THE ANSWER編集部)