フィギュアファンに知られるニック・ベレオス氏が女子の衣装総括

　北京五輪のフィギュアスケート女子シングルはアンナ・シェルバコワ（ROC）が金メダル。日本の坂本花織が銅メダルを獲得し、大いに盛り上がった。フィギュアファンに知られる米国のデザイナー、ニック・ベレオス氏は女子シングルの衣装を評価。樋口新葉のフリーが全体でNo.1評価を受けている。

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　独自の分析でフィギュアファンに知られるベレオス氏は自身のブログで女子シングルを回顧。10点満点で、ルナ・ヘンドリックス（ベルギー）のフリーとともに最高評価「9.75」をつけたのが、樋口が「ライオンキング」を演じたフリーだった。

　寸評では「ワカバ・ヒグチのこの大胆で素晴らしい衣装はサトミ・イトウのデザインで、今シーズン全衣装の中でも、一番のお気に入りの一つです」と紹介。「私は、この衣装はオートクチュールの完成形だと思います。強い色合いに、豪華なスパンコール、立体的な羽の質感……ともすれば『ラスベガスの安っぽい衣装』になりがちですが、この衣装はそうはなっていない」と評した。

　その上で「これは、ライオン・キングの気高いファッションであり、ワカバはLION QUEEN（ライオン・クイーン）なのです！」と称賛。5位入賞を演じるプログラムを引き立てた樋口の衣装は高く評価されていた。