世界新のフィギュア中国カップルが「葱桶ペア」と言われるワケ「ちょっと可哀想だが…」
北京五輪は18日、フィギュアスケート・ペアのショートプログラム(SP)が行われ、中国の隋文静、韓聰組が自ら持つ世界最高得点を更新する84.41点を記録し、首位発進した。中国国内では「葱桶ペア」との愛称があるという。その理由とは――。
中国メディア「隋文静、韓聡組(葱桶ペア)SP世界最高得点を記録」
北京五輪は18日、フィギュアスケート・ペアのショートプログラム(SP)が行われ、中国の隋文静、韓聰組が自ら持つ世界最高得点を更新する84.41点を記録し、首位発進した。中国国内では「葱桶ペア」との愛称があるという。その理由とは――。
【注目】本気で野球に挑戦する親子必見! 各分野のプロが動画解説、日本最大級野球スキル動画配信サービス「TURNING POINT」の公式LINEはこちら
中国メディア「紅星新聞」は「隋文静、韓聡組(葱桶ペア)SP世界最高得点を記録 明日の金メダル有望」との見出しで競技後に記事を掲載。記事内では「『葱桶ペア』のフリーでのパフォーマンスが楽しみだ!」「『葱桶ペア』という愛称の通り、そのコントラストが魅力で、観客を喜ばせている」などと記載された。
その愛称について、由来を紹介しているのは中国メディア「上観新聞」。団体戦後の記事で、フィギュア界にあるニックネームを取り上げた。羽生結弦は「哈牛」、アリーナ・ザギトワは「雑技娃」などと紹介し、「葱桶」についてはこう記している。
「『葱』は韓聡の名前「聡(cong)」の発音が『葱(cong)』と同じことから来る。では、隋文静はなぜ『桶』なのか。ちょっと可哀想なのだが、これは隋文静が小さいときから背が低く、太めでウェストがなく、自分のことを『水桶(バケツ)』みたい、と自嘲していたことから来るのだという」
こうして、いつしか「桶妹」という愛称も生まれたという。記事では「韓聡と隋文静は生まれながらの最高の組み合わせだと言えるだろう。韓聡は身長1.7メートルでフィギュアスケート男子選手ではそれほど高くはないが、1.5メートルの隋文静とはちょうどぴったり。『葱桶』ペアはまるでお互いのために生まれて来たかのようではないか」とも伝えている。
中国メディア「澎湃新聞」によると、隋文静は世界歴代最高点について「世界最高点と言われてもピンときません。ただ、しっかり足場が築けたから、フリーでは力を出し切りたいです」と語り、「若くないですが、熱い心で、次々と難しいことを試しています。スポーツ選手はみんな祖国のために頑張りたいと願っています。それが私たちの信念で、責任です」と意気込んだという。
(THE ANSWER編集部)