「ROC表彰台独占の夢を打ち破る」 坂本花織、中国紙が称賛した「完璧な演技」の背景
北京五輪は17日、フィギュアスケート女子フリー(FS)が行われ、ショートプログラム(SP)3位の坂本花織(シスメックス)が自己ベストの153.29点、合計233.13点で銅メダルを獲得した。日本女子のメダルは、2010年バンクーバー五輪銀メダルの浅田真央以来4人目の快挙。表彰台に乗り、中国紙も「ロシア独占を打ち破る」と報じている。
北京五輪フィギュアスケート女子フリー
北京五輪は17日、フィギュアスケート女子フリー(FS)が行われ、ショートプログラム(SP)3位の坂本花織(シスメックス)が自己ベストの153.29点、合計233.13点で銅メダルを獲得した。日本女子のメダルは、2010年バンクーバー五輪銀メダルの浅田真央以来4人目の快挙。表彰台に乗り、中国紙も「ロシア独占を打ち破る」と報じている。
【注目】本気で野球に挑戦する親子必見! 各分野のプロが動画解説、日本最大級野球スキル動画配信サービス「TURNING POINT」の公式LINEはこちら
完璧と言っていい演技だった。坂本は冒頭の2回転アクセル、3回転ルッツともに流れるように着氷。ジャンプ以外のステップ、スピンでも魅了し、SPに続く好演で銅メダルを獲得した。順位決定後は涙を流して喜んだ。
中国夕刊紙「新民晩報」は「得難い銅メダル! 日本の坂本花織がロシア独占を打ち破る」と報道。坂本の奮闘をこう紹介した。
「ROCの3人娘が女子フィギュアのFSトップ3を独占するのだろうと誰もが思っていた。しかし、それに『うん』と言わない者が一人いた。日本のフィギュアスケート選手、カオリ・サカモトだ。ロシア人の表彰台独占の夢は昨晩、彼女の完璧な演技によって打ち砕かれた」
記事では「日本にはもともと『女版ユヅル・ハニュウ』と呼ばれるリカ・キヒラがおり、キヒラが女子フィギュアチームの一番手なのだが、怪我が原因で今回北京五輪には参戦できず、女子2番手の坂本花織がチャンスを手にした」と説明。坂本が大会前にエースの責任感を口にしていたことを紹介した上で、足首の怪我で出場権を得られなかった紀平不在の中でも輝きを放った姿を伝えた。